レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/01/07
- 登録日時
- 2015/12/04 14:17
- 更新日時
- 2016/01/15 11:18
- 管理番号
- 埼熊-2015-081
- 質問
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解決
高野山高室院「相州日牌帳・川西郡」を見たい。または、高室院の日牌帳で関東の人名がのっている資料が見たい。
- 回答
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1 「相州日牌帳・川西郡」について
以下の資料で参照されていたが、翻刻・活字版等は見つからなかった。
『後北条氏家臣団人名辞典』(下山治久編 東京堂出版 2006)
p189-191「かいほ(海保) 長玄」の項
p361-362「だいとう(大藤) 信基」の項
『戦国時代年表 後北条氏編』(下山治久編 東京堂出版 2010)
p452「松田憲秀が切腹する。法名は竹庵道悟禅定門(相州日牌帳)」と天正18年(1590)7月の欄にあり。
2 高室院所蔵の日牌帳について
日牌帳の翻刻・活字版等は見つからなかった。関係する記述のあった以下の資料を紹介した。
『寒川町史調査報告書 1 高野山高室院資料』(寒川町 1992)
p10「②茶牌・月牌・日牌帳について」に「高室院は上限が天文5年(1536)で116冊。(中略)しかし、その多くは、痛みが激しく、整理や修復に相当時間がかかりそうである」とあり。
《科学研究費助成事業データベース》圭室文雄ほか著「社寺参詣の総合的調査研究」(https://kaken.nii.ac.jp/d/p/05401009.en.html 国立情報学研究所 2014/12/14最終確認)
「研究概要」に、「社寺参詣の有力な霊場である金毘羅(香川県)・東大寺(奈良県)・高野山高室院(和歌山県)・善光寺(長野県)・羽黒山(山形県)である。いずれの地域においても史料はほとんど未整理の状況であったが、まず史料整理・目録作成をし、さらに史料を検討し、主要なものを影撮し、印影をした。特色ある史料をあげてみると、檀家帳、壇廻帳、登山帳、壇廻日並記、日牌月牌帳、 勧進帳などであり、いずれの地域にも残されており、今後これらの史料の分析によって社寺参詣の実態が構造的に把握できると思う。」とあり。
『寒川町史研究 4』(寒川町 1991)
p3「表1 高野山高室院・慈眼院資料調査の報告」に、月牌帳はあるが日牌帳はなし。
- 回答プロセス
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自館目録を〈高野山高室院〉で検索しヒットしたものを調査した。
《Googleブックス》(https://books.google.com/ Google 2015/01/07最終確認)を〈相州日牌帳〉(完全一致検索)で検索しヒットしたものを調査した。
《Google》(https://google.com/ Google 2015/01/07最終確認)を〈日牌 & 高野山〉で検索した結果ヒットしたものを調査した。
《東京大学史料編纂所データベース検索 横断検索》(http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller 東京大学史料編纂所 2014/12/14最終確認)を〈高野山文書〉や〈相州日牌帳〉で検索した。
《リサーチ・ナビ》(http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国会図 2014/12/14最終確認)を〈高室院〉で検索した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 近畿地方 (216 9版)
- 日本 (281 9版)
- 参考資料
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- 『後北条氏家臣団人名辞典』(下山治久編 東京堂出版 2006) , ISBN 4-490-10696-3
- 『戦国時代年表 後北条氏編』(下山治久編 東京堂出版 2010) , ISBN 978-4-490-20703-3
- 『寒川町史調査報告書 1 高野山高室院資料』(寒川町 1992)
- キーワード
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- 高室院(タカムロイン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物 地名
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000185105