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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2019年12月01日
登録日時
2019/12/19 16:28
更新日時
2019/12/26 12:47
提供館
県立長野図書館 (2110021)
管理番号
県立長野-19-072
質問

未解決

ミシャグジ(ミシャグチ等)信仰と沖縄の関係を伝える資料はあるか。諏訪から沖縄へ伝わったことがわかるものを見たい。また、祭事の贄となる子どもについて、兄弟のうちどちらを選ぶかなどの規定はあるのか。
回答
 『諏訪信仰の発生と展開』 古部族研究会編 永井出版企画1978 【N174/34】に所収されている北村皆雄「薩摩の諏訪信仰」(p.73-96)に諏訪信仰と薩摩との関係が記述されている。島津忠久が、文治二年(1186年)に信濃国小県郡塩田庄の地頭職、文治五年(1189)には武運を祈願して諏訪神社に詣でたという。承久三年(1222年)にも、信濃国水内郡太田庄の地頭職についていて、このような中、一族のものが上社の御射山祭の頭役も務めていることから、諏訪神社との深いつながりがうかがえる、としている。
 が、沖縄とのかかわりは不明。
 『諏訪史 第2巻 前編』宮地直一著 信濃教育会諏訪部会 1931 【N241/6/2-1】p.56-57に、中山太郎の説として、

 此の御左口神が、諏訪社の酒殿の祭神であることは、噛み酒を古く「みさく」又は「さくち」と言ふてゐたので知られるのである。内地には「みさく」
の語は夙く泯びてしまったやうであるが、伊波普猷氏の談によると、琉球本島では噛み酒のことを「みしやぐ」と云ひ、おもろ雙紙の中にも、「うむ、しやぐ」又は「うみ、しやぐ」の語が散見してゐるさうである。更に前泊克子の談には、琉球宮古島の皿濱では同じく噛み酒のことを「うむ、さく」と称しているとのことであった。

と揚げているが、語の類似を揚げているだけで、信仰の内容や伝播範囲などには触れられていない。


 御頭祭(おんとうさい・おとうさい)における贄については、 『古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』 古部族研究会編 人間社 2017 【N387/95】に何点か論考が出ています。しかし、祭りの中心であるオコウ様となる少年の条件をまとめて書かいているものはなかった。
『御社宮司をたづねて』 金井野菊著 1964【N387/3】p.52には、

古くは、神系の童男六人であったと伝え、中世以後二人である。それもついには乞食の子供を拾って使ったとつたえている。
この御贄も記録されてくる鎌倉末期から大きく変り御贄の本来はいわゆる「いけにえ」から逐次「御贄柱(おんねんばしら)」「おこう柱」、つまり現在の「御楻柱(みづめばしら)」に変遷している。

と書かれている。しかし、長男ではなく次男などといったことに触れている記述は確認できなかった。
回答プロセス
1 ミシャグジ信仰について確認する。レファ協事例 塩尻市立図書館の塩尻122「「ミシャグジ信仰」について知りたい。」【最終確認2019.12.19】を参考に当館資料でも確認する。建御名方神を祭神とする諏訪信仰に融合する形で生き残ってきた古代信仰の神とわかる。

2 諏訪信仰も含めて祭りの儀式にかかわることを見ていく。郷土分類のN170(神道),N386(民間信仰)の書架を調査する。

3 『諏訪信仰の発生と展開』に、北村皆雄「薩摩の諏訪信仰」を見つける。ここには、沖縄についての記述はない。しかし、薩摩と琉球王国とのつながりは深いことから、鹿児島県内の資料もしくは沖縄県内の資料で触れられているものがあるかもしれない。

4 諏訪市および周辺の市町村誌を見ていく。

5 御頭祭における贄については、蛙や鹿についての記述は多いが、人間についてのものははっきりと書かれた資料はない。書き記すことが憚られたのか、早い段階で別のものに代替されたのかは不明だが、出典を揚げた記述は確認できない。



<調査済み資料>
・『御射山』 金井典美著 学生社 1968 【N202/32】
・『諏訪信仰の中世』 福田晃ほか編 三弥井書店 2015 【N174/91】
・『諏訪明神』 寺田鎮子・鷲尾徹太著 岩田書院 2010 【N174/73】
・『諏訪の祭神』 村岡月歩著 雄山閣 1969 【N174/28】
・『諏訪の神』 戸矢学著 河出書房新社2014 【N174/86】
・『お諏訪さま』 鈴鹿千代乃・西沢形一著 勉誠社2004 【N174/61】
・金井野菊「諏訪神社と御左口神」『長野』第40号 1971
・武井幸重「そそう神とみしゃくち神の呼称」『茅野』第57号 2003
事前調査事項
NDC
  • 各宗派.教派神道 (178 8版)
  • 原始宗教.宗教民族学 (163 8版)
  • 民間信仰.迷信[俗信] (387 8版)
参考資料
  • 古部族研究会/編 , 古部族研究会. 諏訪信仰の発生と展開 : 日本原初考. 永井出版企画, 1978.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I088040638-00
      (【N174/34】北村皆雄「薩摩の諏訪信仰」(p.73-96))
  • 古部族研究会 編 , 古部族研究会. 古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究 : 日本原初考. 人間社, 2017. (人間社文庫. 日本の古層 ; 2)
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028483763-00
    ,  ISBN 9784908627156   (【N387/95】)
  • 今井 野菊/著 , 今井 野菊 , 今井 野菊. 御社宮司をたずねて. 中央印刷, 1964-02.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I068819239-00
      (【N387/3】p.52)
  • 宮地直一 著 , 宮地, 直一, 1886-1949. 諏訪史 第2巻 前編. 信濃教育会諏訪部会, 1931.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000756617-00
      (【N241/6/2-1】p.56-57)
キーワード
  • ミシャグジ
  • ミシャグチ
  • 諏訪信仰
  • 御頭祭
  • モレヤ神
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000270976
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000270976 コピーしました。
アクセス数 7296
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