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レファレンス事例詳細

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事例作成日
20250919
登録日時
2026/01/23 00:30
更新日時
2026/05/29 16:27
提供館
熊本県立図書館 (2110023)
管理番号
0401007715
質問

解決

日本で漢字が使われる中で、いつ・どのようにして「呉音」や「漢音」などの読みの違いが生まれたのか、歴史が知りたい。
回答

【「呉音」「漢音」について国語辞典で調査】
参考資料①『旺文社国語辞典(第12版)』
p.522「呉音」

漢字音の一つ。古代中国の南方系の漢字音が日本に伝わったもの。「行」を「ぎょう」、「金」を「こん」、「生」を「しょう」。仏教語に多く残る。

p.317「漢音」

漢字音の一つ。奈良時代以降に中国北方の長安付近の音が伝えられたもの。「行」を「こう」、「金」を「きん」、「生」を「せい」。

参考資料②『広辞苑(第7版)』
p.1019「呉音」

日本漢字音の一つ。漢音到来以前の漢字音の総称。朝鮮半島を経由して伝わった音が中心で、中国南方系の音を含むともいわれる。「行」を「ギャウ」、「日」を「ニチ」。仏教用語などとして後世まで用いられる。平安時代には、漢音を正音としたのに対して和音ともいった。

p.648「漢音」

日本漢字音の一つ。唐代、長安(今の西安)地方で用いた標準的な発音を写したもの。遣唐使・留学生・音博士などによって奈良時代・平安初期に伝来した。「行」を「カウ」、「日」を「ジツ」。官府・学者が多く用いた。

参考資料③『大辞林(第4版)』
p.953「呉音」

日本における漢字音の一。漢音の渡来以前に朝鮮半島経由で伝来した、中国南方系の字音に基づくといわれる音。「男女」を「なんにょ」。漢音を正音と呼ぶのに対して、なまった「南の音」の意で平安中期以後呼ばれるようになったもので、仏教関係や官職名などに広く用いられた。

p.593「漢音」

日本漢字音の一。奈良時代から平安初期にかけて、遣唐使・音博士や日本に渡来した中国人などによって伝えられた、隋・唐代の洛陽や長安(今の西安)など中国の黄河中流地方の発音に基づく音。「経」「京」を「けい」。平安時代には、それ以前に伝えられていた漢字音に対して、正式な漢字音の意味で正音とも呼ばれ、多くの官府や学者に用いられた。

【図書を調査】
キーワード:「漢字 日本 歴史」で自館検索。
ヒットした資料から、漢字の読み(字音)について記載があるものをピックアップした。

参考資料④『日本の漢字1600年の歴史』
→日本に漢字が伝来してからの通史。字音の変遷、広がりについても通史の中で触れられている。
参考資料⑤『漢字の音』
→形声文字の発音の解説書。古代中国の発音(古上音)から現代日本の音読みまでを通して解説。
参考資料⑥『講座近代日本と漢学 第7巻』
→p.131-150「日本漢字音」
参考資料⑦『漢字』
→p.43-72「音からみた漢字」

以下の資料には、レファレンス内容についての記載は確認できなかった。
参考資料⑧ 『漢語』
→漢字単体の読み方ではなく漢文中・熟語になったとき等の読みの変化
参考資料⑨ 『訓読と漢語の歴史(ものがたり)』
参考資料⑩ 『日本人は漢文をどう読んだか』
参考資料⑪ 『漢語の言語学』
参考資料⑫ 『シリーズ<日本語の語彙> 2』

回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 音声.音韻.文字 (811 10版)
  • 辞典 (813 10版)
  • 中国語 (820 10版)
参考資料
  • ① 旺文社国語辞典 池田 和臣/編,旺文社,2023.10   (|0119770964|/R 813.1/イ/)
  • ② 広辞苑 新村 出/編,岩波書店,2018.1   (|0140772518|/R 813.1/シ/)
  • ③ 大辞林 松村 明/編,三省堂,2019.9   (|0140880592|/R 813.1/ダ/)
  • ④ 日本の漢字1600年の歴史,沖森 卓也/著,ベレ出版,2011.10   (日本に漢字が伝来してからの通史。|0119588192|/811.2/オ/)
  • ⑤ 漢字の音,落合 淳思/著,東方書店,2022.1   (形声文字の歴史|0141136028|/821.1/オ/)
  • ⑥ 講座近代日本と漢学 第7巻,戎光祥出版,2020.4   (p.131-150「日本漢字音」|0141837906|/920.4/コ/7)
  • ⑦ 漢字,沖森 卓也/編著,朝倉書店,2017.10   (p.43-72「音からみた漢字」|0141644278|/811.2/オ/)
  • ⑧ 漢語,沖森 卓也/編著,朝倉書店,2017.10   (× 漢字単体の読み方ではなく漢文中・熟語になったとき等の読みの変化|0141644286|/814/オ/)
  • ⑨ 訓読と漢語の歴史(ものがたり),福島 直恭/著,花鳥社,2019.2   (×|0141801100|/811.2/フ/)
  • ⑩ 日本人は漢文をどう読んだか,湯沢 質幸/著,勉誠社,2024.5   (×|0119797835|/811.2/ユ/)
  • ⑪ 漢語の言語学,大島 弘子/編,くろしお出版,2010.9   (×|0119543148|/814/オ/)
  • ⑫ シリーズ<日本語の語彙> 2,飛田 良文/編集代表,朝倉書店,2021.7   (×|0142075654|/814/ヒ/2)
キーワード
  • 漢字
  • 字音
  • 字訓
  • 音読み
  • 訓読み
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
その他
質問者区分
社会人
登録番号
1000379684
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000379684 コピーしました。
アクセス数 574
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