レファレンス事例詳細

仙台藩が設置した砲台について、当館所蔵の下記資料に関連する記載がありました。※【　】内は当館請求記号です。

資料1　橋本虎之介　著『仙台戊辰物語』歴史図書社, 1980年【K206/ハ1-2】
p.182「第五維新の嵐來る」-「五四　内外の形勢不穏に軍備熱再燃」の項
「（前略）即ち降つて慶應四年五月には寒風澤、東名濱、石巻、小竹、渡ノ波、長渡に築造した砲台が、完成してゐるのでも明らかだらう（後略）」

資料2　阿部和夫　著『戊辰戦争と仙台藩』三陸河北新報社 (石巻かほく), 2020年【K206/204】
p.26「12　石巻にも台場造成」の項
「（前略）1857（安政4）年には、現東松島市の東名、野蒜（2カ所）、宮戸島室浜の計4カ所に台場が造られています。1868（慶応4）年5月になって、石巻の北上河口にもその台場が造られました。場所は、北上川の東岸の「定燈場」（現川口町3丁目）といわれる場所です。（後略）」

資料3　気仙沼市史編さん委員会　編『気仙沼市史』3, 気仙沼市,1990年【K263.6/ケ3/3】
pp.511-512「第二十五章　戊辰の役」-「第一節　戊辰の戦い」-「尾崎御台場」の項
「七月一日、仙台藩兵が白河戦争に敗退した後、藩は松崎村尾崎に「尾崎御台場」と称する砲台築造にかかった。鮎貝氏の居館から南へ約一キロメートルほどの岬の突端である。（後略）」

資料4　宮城県教育庁文化財課　編『特別名勝松島保存活用計画』宮城県教育委員会, 2023年【K290.2/2023.3】
p.35に「幕末明治の海防遺跡群の構成」との表が掲載されており、東松島市や塩竈市に残されている砲台跡等の海防遺跡群についてまとめられています。
資料4は宮城県教育庁文化財課のサイトで公開されていますので参考までにお知らせします。URLは下記のとおりです。
URL https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/matusima.html (最終アクセス日：2024年10月31日)