レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年08月22日
- 登録日時
- 2024/02/29 12:04
- 更新日時
- 2024/03/28 11:33
- 管理番号
- 中央-1-0021718
- 質問
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解決
5~6年ほど前に中央図書館で読んだ記憶があるが、量子科学の解説書内で、コラム的なエピソードとして大学時代の恩師の特技が述べられていた。国内で撮影された風景写真を一目みれば、どこの風景かを市町村レベルまで当てられる、といったものだったと思う。
そんなことが本当に可能なのかが気になっている。どんな訓練を積めば可能になるのか、最近ではAIを活用して同じようなことができるのか、その辺りを調べられる資料を探してほしい。
- 回答
-
中央図書館の棚にある、量子科学の本をすべて確認したが、該当の記述のあるものは見つけられなかった。
また、風景写真からその撮影場所を市町村レベルで特定することが可能かどうかについては、インターネット上にいくつか参考になる情報があったので、それらを紹介した。
(最終アクセス確認日はすべて2023年8月20日)
・「OSINT(オシント)実際にやってみよう 写真の場所、断片的な手がかり集めて特定」(朝日新聞GLOBE+)
https://globe.asahi.com/article/14757740
ネット上の公開情報を使った調査・分析である「OSINT(オシント)」の代表的な手法の一つ、画像の撮影場所を特定する「ジオロケーション」について、写真3枚を例に特定手法を紹介している。
・「「ジオゲッサー」が人気沸騰 Googleストリートビュー使い、世界のどこか当てるゲーム」(朝日新聞GLOBE+)
https://globe.asahi.com/article/14728348
ニューヨークタイムズ世界の話題2022年9月28日の記事。Googleのストリートビュ―で、それが世界のどこかを当てるゲーム「GeoGuessr」(ジオゲッサー)の上級プレイヤーを取材し、地域当てのコツをまとめている。地理の学習指南書で学習し、練習を繰り返してランドマークの違いなどを頭に入れることで、素早く正確な特定が可能となるようだ。
・「テレビに映っていた場所が知りたい!スマホのカメラで分かるかも?」(PHILE WEB)
https://www.phileweb.com/review/column/202004/09/1001.html
スマホのカメラで画面写真を撮り、Googleが提供するAIを利用した画像検索機能「Googleレンズ」を使って、名称や関連情報を検索できることが紹介されている。
・「NEC、景観画像の場所を衛星画像や航空写真から推定する技術を開発」
https://jpn.nec.com/press/202202/20220210_03.html
2022年2月10日の記事。地上で撮影された景観画像と衛星画像や航空写真等の上空から撮影された画像と照合することで、景観画像の場所を推定する技術をNECが開発したとのこと。
・「グーグル、写真から場所を特定するAI「PlaNet」を開発」(CNET Japan)
https://japan.cnet.com/article/35078549/
2016年2月26日の記事。Googleが、画像から街頭の風景や屋内の物体の撮影場所を特定する、新しいディープラーニング(深層学習)マシン「PlaNet」を開発したとのこと。天候パターンや植生、路面標識、建築物の細部など、複数の視覚的手がかりを使って、正確な位置を特定するらしい。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 情報学.情報科学 (007 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 量子科学
- オシント
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346711