レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年8月9日
- 登録日時
- 2022/11/20 17:36
- 更新日時
- 2022/12/01 20:32
- 管理番号
- 県立長野-22-141
- 質問
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明治5年に太陰暦から太陽暦に変更されたが、歴史文献やドラマなどでは旧暦、新暦のどちらを使うのか。
- 回答
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明治5年の暦の変更に関する表現について、確認することはできなかった。
明治5年11月9日の「太政官布告」で、「十二月三日ヲ以テ明治六年一月一日ト被定候事(後略)」としていることから、過去の日付を読み替えることはせず、12月2日で明治5年を終了(明治5年においては12月3日から31日は存在しない)させていることがわった。
また、<調査資料>に何点も上がっている資料の著者である大石学氏が学会長を務める時代考証学会へ問い合わせることを勧めた。
<調査資料>
・『時代考証事典』 稲垣史生著 新人物往来社 1972 【210.5/イシ/1】
・『続・時代考証事典』 稲垣史生著 新人物往来社 1985 【210.5/イシ/2】
・『時代考証百科』 八剣浩太郎著 新人物往来社 1975 【210.03/71】
・『時代考証の話』 稲垣史生著 早川書房 1964 【210.5/408】
・『時代劇と風俗考証』二木謙一著 吉川弘文館 2005 【210.09/フケ】
・『大河ドラマと市民の歴史意識』 大石学編 岩田書院 2013 【778.8/ジダ】
・『大河ドラマをつくるということ 時代考証学の提唱』 大石学編 名著出版 2012 【778.8/ジダ】
・『時代劇制作現場と時代考証』 大石学編 岩田書院 2013 【778.8/ジダ】
・『時代劇メディアが語る歴史』 大石学編 岩田書院 2017 【778.8/オマ】
・『大河ドラマ入門』 小谷野敦著 光文社 2010 【778.8/コト】
- 回答プロセス
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1 太陰暦から太陽暦へ変更した概要を、『国史大辞典』の「暦」で確認する。「明治維新を成功させた新政府が国際場裡に仲間入りする必要から、多数の国で行われている太陽暦(グレゴリオ暦)を採用し、明治五年(一八七二)十二月三日を六年一月一日とした。」とある。
2 ドラマ等の作成にかかわることを尋ねられていたので、時代考証にかかわる資料を調べる。所蔵資料を「時代考証」で件名検索する。ヒットした資料を調査する。
3 web上を「時代考証」で検索する。時代考証学会のサイトを確認した。
4 『法令全書』で実際の法文を確認する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 時法.暦学 (449 10版)
- 映画 (778 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 太陽暦
- 太陰暦
- 時代考証
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000324389