レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月25日
- 登録日時
- 2011/03/21 02:00
- 更新日時
- 2020/09/16 18:28
- 管理番号
- 広県図20100104
- 質問
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未解決
原民喜「永遠のみどり」には曲が付いて,歌い継がれていると聞いた。その楽譜はあるか。
- 回答
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以下の資料に関連の記述があるが,楽譜は不明。
混声合唱曲のために林光が作曲した楽譜は,参考資料4に収録されている。
参考資料1『中国新聞』昭和54年(1979年)8月22日17面「原民喜の詩が曲に 「永遠のみどり」 若いオイ 楽譜づくり」
「広島が生んだ原爆詩人、原民喜の詩「永遠(とわ)のみどり」に、生前、最も仲の良かった実兄がメロディーをつけ、ひそかに愛唱していた曲が、このほど若いオイの手によって楽譜になった。」
参考資料2『はまゆうの花』【H90/H312ア】
p.15 「守夫も民喜様が亡くなる時に中国新聞に、永遠のみどり ヒロシマのデルタに若葉うづまけ 死と焔の記憶によき祈りよこもれ とはのみどりを とはのみどりを ヒロシマのデルタに青葉したたれ と言って送った詩を、自分で作曲して時々口ずさんでいた。」
参考資料3『朝日新聞』1994年7月12日夕刊9面「加藤登紀子 被爆者の思い伝われ(立ち話)」
「八月五日放送予定のNHKスペシャル「永遠の祈り」(略)のテーマ曲「永遠のみどり」を、加藤登紀子が歌う。この曲は、広島で被爆した作家原民喜の遺作の詩に、その兄守夫(故人)が曲をつけ、原一族の間で、現在まで、歌い継がれてきた作品。」
参考資料4『林光/原爆小景(完結版):混声合唱のための』【H76/ハラタ103ア】
まえがきに作曲者林光による解説があり,「今年2001年に作曲された「永遠のみどり」では、ふたたび調性の世界があらわれる。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽 (760 9版)
- 参考資料
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- 1『中国新聞』昭和54年(1979年)8月22日17面 (「原民喜の詩が曲に 「永遠のみどり」 若いオイ 楽譜づくり」)
- 2『はまゆうの花』原守夫/著,原良子/〔編〕,原良子
- 3『朝日新聞』1994年7月12日夕刊9面 (「加藤登紀子 被爆者の思い伝われ(立ち話)」)
- 4『林光/原爆小景(完結版):混声合唱のための』原民喜/詩,林光/作曲,全音楽譜出版社,2003
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000082195