レファレンス事例詳細

ご照会のお玉ケ池および姫ヶ池、千束池の歴史、地理(規模、位置)について、下記資料1～16に、お玉ヶ池が大きな池であったこと、埋められてしまい、池のあった場所の周辺がお玉ヶ池と呼ばれるようになったこと、古くは桜ヶ池などと呼ばれていたことなどの記載がありました。
また、古地図の複製17～19を調査しところ、「お玉ケ池」の記載がありました。

＜　　　＞内は当館請求記号です。

1 『時代小説用語辞典』 歴史群像編集部編 学習研究社 2005 ＜GB341-H61＞
　＊231頁～232頁にお玉ヶ池についての記載あり。

2 『新訂 江戸名所図会 1』巻之1 天枢之部 市古夏生、鈴木健一校訂 筑摩書房 ちくま学芸文庫 1996 ＜GC67-G39＞
＊113頁～115頁にお玉ヶ池についての記載あり。

3 『御府内備考 第1巻』 巻1～24 大日本地誌大系1 蘆田伊人編集校訂 雄山閣　2000 1970年刊の改訂 ＜GC67-G274＞
＊136頁～137頁にお玉ヶ池についての記載あり。

4 『江戸砂子』 沾凉纂輯 小池章太郎編 東京堂出版 1976 ＜GC67-105＞
＊30頁にお玉ヶ池についての記載あり。
＊256頁に千束池についての記載あり。

5 『江戸・町づくし稿 上巻』 新装版 岸井良衛著 青蛙房 2003 ＜GC67-H107＞
　＊16頁、117頁にお玉ヶ池についての記載あり。

6 『江戸から東京へ 第1巻』麹町・神田・日本橋・京橋・本郷・下谷　 新版 矢田挿雲著 中央公論社 中公文庫 1998 ＜GC65-G28＞
　＊66頁にお玉ヶ池についての記載あり。「お玉ガ池の跡とお玉稲荷 (千代田区岩本町)」のモノクロ写真も掲載。
　　 67頁に「お玉ガ池付近絵図(安政6年<1859>「日本橋北内神田両国浜町明細絵図」尾張屋版)」を掲載。「お玉が池跡 玉池イナリ」の記載あり。

7 『江戸史跡考証事典』 繁田健太郎著 新人物往来社 1974 ＜GC65-66＞
　＊45頁に「お玉ヶ池跡(岩本町2―5)」についての記載あり。

8 『江戸史跡事典 上巻(千代田区・中央区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・北区)』 新人物往来社編・刊 2007 ＜GC67-H344＞
　＊24頁に「お玉稲荷・お玉ヶ池跡(岩本町2―5)」についての記載あり。

9 『東京案内 上巻』 東京市市史編纂係編 裳華房 1907 ＜YDM202555(ﾏｲｸﾛﾌｨｯｼｭ)＞
　＊550頁に「於玉ヶ池址」についての記載あり。

10 『東京案内』 実業之日本社〔著〕 竜渓書舎編集部編・刊 1992 近代日本地誌叢書 東京篇 12 実業之日本社1914年刊の複製 ＜GC67-E264＞
　＊158頁にお玉の池の痕跡についての記載あり。

11 『東京江戸案内：歴史散策 巻の1』名所篇 桜井正信編 八坂書房 1994 ＜GC67-E395＞
　＊34頁～35頁にお玉ケ池についての記載あり。

12 『東京都の歴史散歩 上』下町 新版 東京都歴史教育研究会編 山川出版社 1988 新全国歴史散歩シリーズ13 ＜GC65-E13＞
　＊92頁にお玉ヶ池についての記載あり。

13 『大日本地名辞書 第6巻』坂東 増補版 吉田東伍著 富山房 1970 初版：1903年刊 ＜GB11-1＞
＊355頁にお玉ヶ池についての記載あり。
＊367頁に姫ヶ池について記載あり。
＊218頁～219頁に千束池についての記載あり。

14 『角川日本地名大辞典 13』 東京都 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1978 ＜GB11-38＞
＊170頁にお玉ヶ池についての記載あり。
＊432頁に千束池（「大田区南千束2丁目にある池」）についての記載あり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
15 『江戸東京地名事典』新装版 菊池秀夫著 雪華社 1981 ＜GB11-61＞
＊6頁にお玉ヶ池についての記載あり。
＊152頁に千束池についての記載あり。

16 『東京文学地名辞典』 槌田満文編 東京堂出版 1978 ＜KG2-38＞
　＊75頁に「お玉ヶ池」の項があり、「神田区松枝町〔千代田区岩本町2丁目〕にあった池」などの記載あり。

17 『復元・江戸情報地図：1：6,500』 吉原健一郎、他編・制作 監修：児玉幸多　朝日新聞社 1994 ＜YP8-19＞
　＊58頁、D-5の場所に「お玉ヶ池跡」の記載あり。

18 『集約江戸絵図 中巻』2版 古版江戸図集成刊行会編 中央公論美術出版 1975 初版は1963年刊 ＜G67-13＞
　＊79頁収載の『江戸切絵図』の右上に「お玉が池跡 玉池イナリ」の記載あり。
136頁にお玉ヶ池についての解説あり。

19 『江戸切絵図集成』 6冊(1巻～6巻) 斎藤直成編 中央公論社 1981-84 ＜YP6-54＞
＊1巻に収録の『江戸切絵図』(吉文字屋板)の内、63頁収載の「神田浜町日本橋北絵図4」(1770年刊)のA3の箇所に「ヲタマノイケ」の記載あり。
＊2巻に収録の『江戸切絵図』(近江屋板 上)の内、54頁収載の「日本橋神田従於玉池矢ノ倉辺絵図3」(1850年刊)のA3の場所に、「此辺於玉ヶ池ト云」の記載が、60頁収載の「再板日本橋北内神田辺図Ⅲ」(1854年刊)のC3の箇所に、「此辺オ玉ケイケト云」の記載が、67頁収載の「再板鎧渡柳原両国柳原辺図4」(1853年刊)のC3の場所に、「此近辺一円於玉ヶ池ト云」の記載があり。
＊4巻に収録の『江戸切絵図』(尾張屋板 上)の内、61頁収載の「日本橋北神田浜町絵図Ⅱ」(1859年刊)のB1の箇所に、「お玉が池跡 玉池イナリ」の記載あり。上記6の67頁、18の79頁にそれぞれ収載の『江戸切絵図』と同じ切絵図か。