レファレンス事例詳細

1　山辺村　
「山辺村」の読み方は見つからないが、以下の資料に関連する記述あり。
『大日本地名辞書　5』（富山房）p728〈山辺(ヤマベ)〉　「■信府統記伝、山辺村の山頂うつくし原は平坦にして…近所に広沢寺とて小笠原の菩提所あり…」ただし「山辺村」には読み仮名なし。
『日本歴史地名大系　20　長野県の地名』（平凡社）p628〈里山辺地区（サトヤマベチク）〉について記述あり、その中で入山辺村にイリヤマベと読み仮名あり。
『角川日本地名大辞典　20　長野県』（角川書店）p526〈里山辺〉は「サトヤマベ」、p178〈入山辺〉は「イリヤマベ」と読み仮名あり。　　　　　　　　　　　　　　　
『新日本地名索引』（アボック社出版局）p1930〈やまのべ〉は〈山之辺〉〈山之部〉。〈やまべ〉は〈山辺〉〈山部〉。長野県の〈やまべ〉は〈山部〉のみ。
上記により、「ヤマノベムラ」ではなく「ヤマベムラ」ではないかと思われる。

２　広沢寺　所在地：松本市里山辺区
以下の資料に「コウタクジ」と読み仮名あり。『全国寺院名鑑』（全国寺院名鑑刊行会）『日本名刹大事典』（雄山閣出版）『長野県百科事典』（信濃毎日新聞社）『郷土資料事典　20　長野県』（人文社）