レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年07月18日
- 登録日時
- 2018/07/18 16:52
- 更新日時
- 2018/08/28 17:43
- 管理番号
- 001
- 質問
-
未解決
判例データベース(TKC法律情報データベース・LEX/DBインターネット)の判例を引用文献とする場合の記載方法は?
- 回答
-
・投稿先の投稿規定によるため、投稿先に問い合わせをすることを勧めた。
・質問者が持参した投稿先の投稿規定には、判例データベースの記載方法が無かったが、Webサイトを引用する場合の記載方法によると、
サイト管理者,ページタイトル,[URL],アクセス年月日. となる。
サイト管理者を,株式会社TKC
ページタイトルは,LEX/DBインターネット・TKC法律情報データベース,事件名と文献番号
とすることを勧めた。
・投稿先の雑誌をブラウズして、判例DBを引用している論文が無いかを探すことも検討したが、未所蔵の雑誌のため不可能であった。
- 回答プロセス
-
・インターネット検索でHITした情報に、レファ協の事例詳細ページ「新聞記事DBの文献情報の書き方について( https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000097778 )」があり、その中に参考資料として「藤田節子著、レポート論文作成のための引用・参考文献の書き方」が記載されており、当館に所蔵があったため、参照したが、判例データベースについては記載が無かった。
・サイト管理者は、データベースの問い合わせ先から管理者名を特定した。
・ページタイトルは、HTMLの「ページのソースを表示」から、タグを参照して「LEX/DBインターネット・TKC法律情報データベース」を特定した。執筆論文の本文中に事件名を記載しないとのことであったので、事件名を記載することを勧めた。データベース情報には、そのデータベースの固有番号があり、特定するのに有用であるため、文献番号の記載を勧めた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 文章.文体.作文 (816 10版)
- 参考資料
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- 藤田節子著/レポート・論文作成のための引用・参考文献の書き方(当館請求記号 816.5|F67) , ISBN 9784816921797
- キーワード
-
- 論文作法
- 判例データベース
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
・後日、グーグルで「(参考文献 OR 引用文献) AND 判例 AND 書き方 filetype:pdf」という検索式で検索した(2018/7/24)
①NPO法人法教育支援センター「法律文献等の出典の表示方法( http://www.houkyouikushien.or.jp/katsudo/pdf/houritubunken2014a.pdf )」
判例の記載方法とデジタルコンテンツの表示(データベースなどの場合)の記載方法はあったが、判例DBについては記載が無かった。
②日本知財学会誌「判例評釈(研究)に関する投稿規定( https://www.ipaj.org/bulletin/pdf/hanreihyousyaku_syoshiki.pdf )」
以下の記載があり、参考になると思われる。
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雑誌掲載裁判例,裁決例,審決の引用方法は以下の通り記載してください。
《裁判所・審判所名の略号》《裁判形式の略号》《年号》○年○月○日《掲載誌の略号》○○ 巻○号○○頁。
(中略)
また,各種データベースに搭載されている場合で,当該データベースにおける
文献番号がわかる場合には,「公刊物未登載」および事件番号の代わりに,文献 番号を記載していただいても差支えありません。
(例)大阪地判平成23年10月25日(LEX/DB文献番号25443936)
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③東京大学法科大学院ローレビューにおける文献の引用方法( http://www.j.u-tokyo.ac.jp/students/wp-content/uploads/sites/5/2017/11/20180115quote.pdf )
②と同じ記載あり。
・「SIST02参考文献の書き方」に記載無し
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000238702