レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年08月02日
- 登録日時
- 2007/08/02 19:51
- 更新日時
- 2013/09/20 15:52
- 管理番号
- NDL農会筑-2007-008
- 質問
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未解決
桑の葉で茶を製造販売したい。入手先を教えて欲しい。
- 回答
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桑の葉の生産から葉茶への加工、販売までを地元の生産組合等で取り組んでいる事例が多く、研究所等に問い合わせを行ったが桑の葉のみを販売している農家は確認できなかった。
詳細については、旧蚕糸・昆虫農業技術研究所が統合された農業生物資源研究所広報室に問い合わせて頂くよう質問者に連絡した。
- 回答プロセス
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1) 雑誌記事索引で「桑 茶」を検索、当館所蔵の【資料1】により桑の葉茶の機能性成分について、また【資料3】により、葉茶生産と加工販売の事例を確認した。
2) 研究を実施している研究機関を確認するため、「研究課題・研究業績データベース」を「桑 茶」で検索し、研究課題「東北地域農産物の新機能性検索と用途開発」により農業・生物系特定産業技術研究機構 東北農業研究センターと福島県農業総合センター等で共同研究が行われていることを確認した。(【資料2】)
(注:「RECRAS(研究課題・研究業績データベース)」は、2012年3月16日より「AgriKnowledge(アグリナレッジ)」に統合され、こちらから「研究課題」http://agriknowledge.affrc.go.jp/search/product/kadai/、「研究業績」http://agriknowledge.affrc.go.jp/search/product/gyouseki/をそれぞれ検索可能)
3) 東北農業研究センターと福島県農業総合センターに問い合わせたところ、いずれも「桑の葉の生産から葉茶への加工、販売まで一貫して地元で取り組んでいる事例が多く、桑の葉のみを販売している農家はないだろう」との回答を得た。
4) 旧蚕糸・昆虫農業技術研究所が統合された農業生物資源研究所広報室に問い合わせたところ、「茨城県内では桑の葉のみを販売している農家は確認していない」との回答を得た。また、質問者への対応を依頼した。
- 事前調査事項
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桑の葉茶には各種の機能性成分が含まれており、特に1-デオキシノジリマイシン(他の成分と総称して「DNJ」と呼ばれる。)などの成分の有効性【資料1】【資料2】から、各地で製品化に取り組んでいる。【資料3】
質問者は静岡県所在であるが、元々桑の生産量は少なく、県内の農協等に問い合わせたが情報が得られなかったとのこと。
- NDC
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- くわ.栽桑 (636 9版)
- 農産物製造.加工 (619 9版)
- 参考資料
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- 野田信三/桑葉の新機能と利用 (特集:茶の機能性 1), 食品工業, 45(6), (2002). p.31-38. ISSN:0559-8990 (【資料1】)
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「桑新芽は血糖値改善物質 1-デオキシノジリマイシンを高含有する」, 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター 平成16年度 東北農業研究成果情報,
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/tarc/2004/tohoku04-33.html (【資料2】) - おおいまちこ/遊休地で稼ごう(6)荒れた桑園から一億円を稼ぐ(島根・(有)桜江町桑茶生産組合), 現代農業, 86(4), (2007). p.224-229 ISSN:0289-3517 (【資料3】)
- キーワード
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- 桑
- 桑葉
- 桑の葉茶
- DNJ
- 1-デオキシノジリマイシン
- 桑新芽
- 葉茶
- 遊休桑園
- 機能性食品
- 糖尿病
- 照会先
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- 農業・生物系特定産業技術研究機構 東北農業研究センター情報広報課
- 福島県農業総合センター
- 農業生物資源研究所広報室
- 寄与者
- 備考
- 各URLの最終アクセス日は2013年9月20日。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000036383