レファレンス事例詳細

ウンベルト・ブルネレスキ/ブルネッレスキ（Umberto Brunelleschi）は20世紀前半アールデコ期の代表的なファッション・イラストレーターで、以下の資料にその略歴や作品の図版が掲載されている。
　
・『アール・デコのポショワール：手彩色版画の魅力』（ジュリアーノ・エルコリ/著　末永航/訳　中条衣/訳　 同朋舎出版 1992.11）
「解説」に「ウンベルト・ブルネッレスキ」（p.26-33）が掲載されている。
「ポショワール画」の図版32（p.63）、40・44・45（p.65-67）、50（p.69）、56（p.73）、82・84（p.90・91）、139～160（p.126-139）に作品が掲載されている。
また、「主要作家略伝」に「ブルネッレスキ、ウンベルト」（p.189）が掲載されている。
　
・『アール・デコのファッション・ブック：Journal des dames et des modes 1912-1914』（岩崎美術社　1996.6）
「プレート　Journal des Dames et des Modes 1912-14」にU・ブルネレスキ画の図版10（p.14）、103（p.108）、122（p.127）、146（p.152）、181（p.187）が掲載されている。
「アールデコの源泉　ジュルナル・デ・ダーム・エ・デ・モード　1912-1914」「1　『J.D.M』の内容」「1-6　主なイラストレーターのプロフィル」（p.215-223）に「11）ブルネレスキ、ウンベルト」が掲載されている。（p.220-221）
「3　プレートを読む」「3-6　薔薇」（p.255-258）に「67　香水の広告『J.D.M』1914年　ブルネレスキ画」とある図版が掲載されている。（p.257）
　
・『アール・デコの世界：ファッションを中心として』（毎日新聞社 c1993）
石山彰「ファッション・プレートの歩み　手彩色銅版画からポショワールへ」（p.10-13）の「アール・デコのFPとポショワール」（p.13）に次の記述がある。
「代表的作家にはイリーブやルパープのほかG.バルビエ、U.ブルネレスキ、（中略）などがいる。」
「Gravure de mode ファッション・プレート」の図版f-176（p.17）、f-110（p.27）、f-193・194（p.63）、f-172～175（p.78-79）に作品が掲載されている。
「作家解説」（p.154-159）に「ブルネレスキ、ウンベルト」が掲載されている。（p.155）　
・『華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界:ロシア・バレエとモダン・アート』（海野弘/解説・監修 パイインターナショナル　2020.8）
「第3章「バレエ・リュス」と同時代の舞台美術」「Ⅳ　踊るファッション・プレート」の「ウンベルト・ブルネレスキ　イタリア Italy 1879-1849」（p.456-459）に、略歴と8点の図版が掲載されている。
　
・『オリエンタル・ファンタジー：アラビアン・ナイトのおとぎ話ときらめく装飾の世界』（海野弘/解説・監修　パイインターナショナル　2016.11）
「第2章　アラビアン・ナイトのファッションと装飾デザイン」の「ウンベルト・ブルネレスキ」（p.222-229）に略歴と8点の図版が掲載されている。
　
・『世界の美しい本』（海野弘/解説・監修 パイインターナショナル　2016.3）
「第1章　美しい本の歴史」「Ⅵ.20世紀」「アール・デコ期のファッション・イラストレーション」の「アール・デコ期のファッション・イラストレーターたち」（p.182-183）に「04　ウンベルト・ブルネレスキ」があり、略歴と1点の図版が掲載されている。（p.183）
　
・『20世紀雑誌の黄金時代』（荒俣宏/著　平凡社　1998.10）
「Ⅰ　近世雑誌史パノラマヴュー」「第3章　20世紀雑誌の方向を定めた印刷技術」の「ヴィジュアル雑誌のファンタジー志向」（p.89-96）でウンベルト・ブルネレスキが美術編集をした雑誌『ラ・ギルランド』（1919-21）について触れられている。（p.96）
「Ⅱ　ヨーロッパ雑誌；アールヌーヴォーからアールデコまで」「第1章　世紀末イギリスとドイツの花ユーゲント」（p.98-151）に「La Guirlande(1919-20年、Umberto Brunelleschi画)ブルネレスキがアート担当の編集にあたったファッション＆文芸誌。（後略）」と記された図版が1点掲載されている。（p.101）
「Ⅱ　ヨーロッパ雑誌；アールヌーヴォーからアールデコまで」「第2章　偉大なるピンナップ雑誌の誕生」（p.152-273）にブルネレスキの作品の図版が2点掲載されている。（p.235）
その解説には「La Vie Parisienne（下左：1913年7月19日号、Umberto Brunelleschi画）20世紀前半のファッション・アート界に君臨した大物ブルネレスキの作例。（中略）La Vie Parisienne（下右：1913年8月23日号、Umberto Brunelleschi画）典型的なブルネレスキ・スタイル。〈おしゃれ〉をテーマにしたもの。」と記載されている。（p.236）　
また、同章「蕗谷虹児も載せたピンナップ誌」（p.272-273）には次の記述がある。　
「他に『ファンタジオ』と題された絵入り風俗誌も、人気があった。この雑誌に作品を投稿した画家は、やはり『ラ・ヴィ・パリジェンヌ』の人気者たちである。キルヒナー、ブルネレスキ、ヴェーナ、クーン＝レニエをそろえていた。（後略）」（p.272）　
　
・『ウンベルト・エーコの世界文明講義』（ウンベルト・エーコ/著 和田忠彦/監訳 石田聖子/訳 小久保真理江/訳 柴田瑞枝/訳 高田和広/訳 横田さやか/訳　河出書房新社 2018.11）
「見えないもの　アンナ・カレーニナがベーカー街に住んでいたというのはなぜ偽りなのか」（p.175-205）に「ウンベルト・ブルネッレスキ　フローベル『ボヴァリー婦人』挿画　ジルベール・ジューヌ書店出版　1953」と記された図版が1点掲載されている。（p.197）
　
・辻ますみ「ブルネレスキ画 イタリア即興喜劇の仮面役者と登場人物」『文化女子大学図書館所蔵西洋服飾関係欧文文献解題・目録 続』（文化女子大学図書館　1990.12）p.56-57
作品の解題で、冒頭に「イタリアの即興喜劇に欠かせない12名の役者を、時のイラストレーター、ブルネレスキが描いた著名な作品。（後略）」とある。（p.56）
文化学園リポジトリ（2025/1/21現在）
https://bunka.repo.nii.ac.jp/records/1472
　
・辻ますみ「ラ・ギルランド；絵と文学の月刊誌 1919-1921年」『文化女子大学図書館所蔵西洋服飾関係欧文文献解題・目録 続』（文化女子大学図書館　1990.12）p.58-59
ブルネレスキが美術編集をした雑誌『ラ・ギルランド』の解題。
文化学園リポジトリ（2025/1/21現在）
https://bunka.repo.nii.ac.jp/records/1482
　
［事例作成日：2025年1月21日］