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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2018年08月22日
登録日時
2020/03/26 17:42
更新日時
2024/01/15 11:24
提供館
横浜市中央図書館 (2210008)
管理番号
横浜市中央2585
質問

解決

 横浜同伸会社(明治14(1881)年設立 生糸貿易商)について、概要が知りたい。
回答
 横浜同伸会社(以下、同伸会社)は、明治13(1880)年12月(「10月」となっている資料
もあり)に富岡製糸場の第3、5代所長を務めた速水堅曹(はやみ けんそう)が、同志ら
と共に創業した日本で初めての生糸直輸出専門商社です。
 初代社長を速水堅曹、副社長を高木三郎、取締役を星野長太郎が務め、創業から5年後の
明治18(1885)年にはそれまでの合資会社から株式会社へと転向し、さらに明治31(1898)年
には再び合資会社に戻ったようです。
 以下、調査した資料をご紹介します。

1 図書
 (1) 『横浜近代史総合年表』 松信太助/編 有隣堂 1989.12
    巻末の索引で「同伸会社」を調べると、11の項目があります。
    1880(明治13)年1月 同伸会社設立(生糸直輸出商社)
    1880(明治13)年12月15日 地方生糸製造人からなる同伸会社、
      尾上町6丁目に開業(社長速水堅曹)
    などが記載されています。
    各事項は出典も分かるようになっているので、出典に当たることで、
    更に調べることもできます。

 (2) 『開港と生糸貿易 下巻』 藤本実也/著 開港と生糸貿易刊行会 1939
    第十三章 邦人の生絲輸出業 第二節 邦人生絲輸出業の勃興
    p.492~502 一 同伸会社
    同伸会設立の経緯が書かれているほか、「同伸会社設立ノ主意」、明治43(1910)年
   3月の決算報告などを見ることができます。また、同伸会社の最初の建物の写真も
   掲載されています。
   国立国会図書館デジタルコレクション図書館送信サービスでご覧いただけます。
   https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1266239
    また、名著出版より、1987年に復刻版、2018年に新装版も刊行されています。

 (3) 『横浜市史 第3巻 上』 横浜市/編集 横浜市 1961.3
    第二編 生糸・茶貿易の展開 第三章 直輸出の展開 
    第二節 貿易商社の海外進出 一 商社の創業
    p.645~647 同伸会社
    設立の経緯や、主な役員などが記されています。
    註によると、主に上記(2)が参考文献となっていることが分かります。

    索引を参照すると、他にも同伸会社に関連する記述を見つけることができます。
    
 (4) 『横浜開港五十年史 下』 横浜商業会議所/編 名著出版 1973
    p.545~546 「同伸合資會社の生絲直輸」の項に「同伸會社は明治十三年十二月
   製絲團結同伸會社の名を以て横濱に設立せらる、(中略)生絲専門の直輸會社として
   は、他に見るべき者なかりし(中略)頭取には速水堅曹、副頭取に高木三郎(中略)
   米、佛の要地に支店を設け後資金を増加し、著著其の目的を遂行したる」とあります。
   変遷については「(明治)三十一年には組織を一変して合資會社と為し、社長には従
   前より引續き高木三郎之れに当り、今は一箇年二百萬圓以上の直輸を営むに至れり」
   とあります。

   横浜市立図書館デジタルアーカイブ「都市横浜の記憶」で閲覧できます。
   https://archive.lib.city.yokohama.lg.jp/museweb/detail?cls=collect_01&pkey=00002058

 (5) 『絹の国を創った人々 日本近代化の原点・富岡製糸場』 志村和次郎/著
    上毛新聞社事業局出版部 2014.7
    p.124~126「富岡製糸上の民営化」内に初代社長・速水堅曹の功績、および同伸会
    社発足の契機について、また明治18(1885)年にこれまでの合資会社から株式会社
    に転向した事などについて書かれています。

 (6) 『高木三郎翁小伝』 高木正義/編 高木事務所 1910.3
    p.63~72「第六 同伸会社の創立」
    p.67~「第七 生絲荷預所事件」ほか
    p.75~「同伸会社の成績」

 (7) 『生糸直輸出奨励法の研究 星野長太郎と同法制定運動の展開』 富澤一弘/著
    日本経済評論社 2002.10
    (三) 生糸直輸出商社の誕生
    p.111~横浜同伸会社の創業に関する解説があります。
    p.129~140「第一節 御用外国荷為替廃止と横浜同伸会社」として同社の経営危機
    に関する記述があります。

 (8) 『富岡製糸場事典 シルクカントリー双書』
    富岡製糸場世界遺産伝道師協会/〔著〕 上毛新聞社 2011.11
    p.140~141「人物編 速水堅曹」の項に「同年(明治13年)10月、横浜で同志と
    共に設立した輸出専門会社「同伸社」の頭取となり、富岡製糸場の生糸をフランス
    に輸出しました。」との記述があります。

2 インターネット検索
  検索エンジンGoogleにて「横浜 同伸会社」で検索したところ、下記のWebサイトが
 見つかりました。
  「日本ではじめて器械製糸所をつくった男 速水堅曹研究会~幕末から明治を生きた
 堅曹に学ぶ~」
   http://hayamikensou-kenkyukai.com
  「速水堅曹について」に同伸会社に関する記述があります。 
  「どんな人物?」には、速水氏が「生糸の直輸出商社「同伸会社」の頭取」
 であったことが書かれています。
  年表には「明治13年12.15 生糸直輸出会社「同伸会社」横浜尾上町6丁目にて
 創業頭取となる」とあり、明治14(1881)年4月にフランスのリヨンに出店するために渡
 仏したことや、同年5月に米国支店を定めたことが書かれています。

※インターネット情報の最終確認日は令和5年12月25日です。
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 蚕糸業史.事情 (632 8版)
  • 関東地方 (213 8版)
参考資料
キーワード
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
郷土
質問者区分
登録番号
1000279600
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000279600 コピーしました。
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