本文へスキップします。
レファレンス協同データベース
    • 検索条件が入力されていません。
    • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • ヘルプ
  • ログイン
  • 検索条件が入力されていません。
  • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • 事業について

    • レファ協とは?
    • おすすめ!レファ協データ
    • 事業概要
    • 事業報告・統計
    • 事業フォーラム
    • 企画協力員について
    • サポーターについて
  • 関係者の方へ

    • 事業への参加
    • データの作成・公開
    • システムの使い方
    • レファ協活用術
    • 事業担当者研修会
    • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報

    • コラム集
    • レファレンス関連情報
    • 刊行物・グッズ
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
現在位置
  • トップページ
  • 詳細検索
  • 検索結果一覧
  • レファレンス事例詳細
レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

事例作成日
2021/5/15
登録日時
2021/12/29 00:31
更新日時
2025/03/31 00:44
提供館
岡山県立図書館 (2110029)
管理番号
M21041615014744
質問
庭先や道ばたにある黒みがかったプルプルした物体は何なのか。コケ類なのか。気持ちが悪いので駆除したいが、毒性はあるのか。放置してもよいのか。
回答
 この物体が地衣類であると推測し、①『街なかの地衣類ハンドブック』を参照したところ、カラー写真にシアノバクテリア(イシクラゲ)と書かれていた。p.5に「地衣類と間違われやすい生き物の代表は、先にも述べた通りコケ植物です。コケ植物は、蘚類(せんるい)・苔類(たいるい)・ツノゴケ類に分類されますが、いずれも地衣類っぽい形の種があります。その他に、スミレモやクロレラなどの緑藻類、イシクラゲなどのシアノバクテリア(=藍藻類)、きのこ類、カビ類、変形菌類などもしばしば地衣類と間違われます。」と記述されており、この物体はイシクラゲというシアノバクテリア(藍藻類)であることがわかった。
 そこで、藍藻類について②『朝日百科植物の世界12』を参照したところ、p.284のカラー写真に「ノストック・ウェルコスム」と記載されていた。同ページに、「中国ではネンジュモ属の仲間が貴重で高価な食べ物である。中華料理で珍重されるのがハッサイ(髪菜)Nostoc commune var.flagelliformis で、中国西北部に生育する。日本ではイシクラゲ、アネガワクラゲなどとよばれているノストック・ウェルコスム N.verrucosum が、昔から食用として知られている。ネンジュモ属の糸状体の形態はアナベナ属と類似するが、多くの糸状体が複雑にねじれ、からみ合い、集合し、周囲に寒天物質を分泌するので、全体は肉眼でも見える群体となる。」と記述されていた。これにより、イシクラゲに毒性はないことがわかる。
 ③『ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康』では、イシクラゲの多様な生理作用についても言及されている。
 ④「盆栽世界」の「あの気持ち悪い厄介者の藍藻類「イシクラゲ」の駆除について」という記事のp.50に「梅雨時や涼しくなった秋口に、盆栽鉢の表土に発生するイシクラゲ。濡れるとプルプルとした寒天状で弾力がある。色はオリーブブラウンで透明に近い。見た目は気持ち悪いが、酢の物などにして食べることができ、別名"岩キクラゲ”とも呼ばれる。しかし、本来のキクラゲはキノコの仲間で、こちらはまったく違う藍藻類の仲間だ。」とあり、漂白剤など7種類の液体を使った駆除実験も記載されている。
 また、⑤から⑧にシアノバクテリアについての記述はあるが、イシクラゲについては言及されていない。
⑨『食と微生物の事典』のp.464に「食べられるシアノバクテリア」という項目でイシクラゲが紹介されている。ここからも、イシクラゲに毒性はないことがわかる。
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 葉状植物 (473 9版)
参考資料
  • ①大村嘉人『街なかの地衣類ハンドブック』 文一総合出版, 2016, 80p. 参照はp.5.
    ②『朝日百科植物の世界12 シダ植物・コケ植物・地衣類・藻類・植物の形態』 朝日新聞社, 1997, 384p. 参照はp.283-284.
    ③竹中裕行『ミドリムシの仲間がつくる地球環境と健康 シアノバクテリア・緑藻・ユーグレナたちのパワー』 成山堂書店, 2017, 13,158p.図版16p. 参照はp.5-9, 22-25, 60-61, 94-95, 126-133, 146-147.
    ④「あの気持ち悪い厄介者の藍藻類「イシクラゲ」の駆除について」『盆栽世界』708,2016.12,p.50-51.
    ⑤柿嶌眞『菌類の生物学』 共立出版, 2014, 16,473p. 参照はp.16-21, 198-199.
    ⑥岡村均,深田吉孝『時計遺伝子の分子生物学』 シュプリンガー・フェアラーク東京, 2004, 204p. 参照はp.3-13.
    ⑦千崎達也『図説ホントにすごい!生き物の図鑑』 秀和システム, 2018, 203p. 参照はp.181-183, 195-196.
    ⑧島本功『植物における環境と生物ストレスに対する応答』 共立出版, 2007, 501-736p. 参照はp.571-577.
    ⑨北本勝ひこ,春田伸『食と微生物の事典』 朝倉書店, 2017, 13,490p. 参照はp.464.
キーワード
  • シアノバクテリア 藍藻類 イシクラゲ
照会先
寄与者
備考
M2021041615031714744
調査種別
内容種別
質問者区分
全年齢
登録番号
1000309721
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000309721 コピーしました。
アクセス数 2011
拍手! 0
  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに登録する
  • メールで送る
◀検索結果一覧へ戻る
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
  • 事業について
  • レファ協とは?
  • おすすめ!レファ協データ
  • 事業概要
  • 事業報告・統計
  • 事業フォーラム
  • 企画協力員について
  • サポーターについて
  • 関係者の方へ
  • 事業への参加
  • データの作成・公開
  • システムの使い方
  • レファ協活用術
  • 事業担当者研修会
  • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報
  • コラム集
  • レファレンス関連情報
  • 刊行物・グッズ
  • 国立国会図書館ホームページ
  • 国立国会図書館サーチ
  • リサーチ・ナビ
Copyright © 2024- National Diet Library. All Rights Reserved.
ページの先頭へ