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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2023年12月26日
登録日時
2024/01/18 10:41
更新日時
2024/01/26 22:07
提供館
県立長野図書館 (2110021)
管理番号
県立長野-23-170
質問

解決

菌類はいくつかの元素、原子の集合体であることがわかる資料があるか。
回答
以下の資料を紹介する。

・菌類の定義について
 『総合百科事典ポプラディア』18巻 ポプラ社 2021【031/ソ/18】
 p.258にある生物の進化の道すじ(系統樹)によると、菌類は「真核生物」に分類される。真核生物は動
 物界、菌海、植物界、原生生物界に分けられている。

 『菌類のふしぎ』国立科学博物館編 東海大学出版会 2008【474.7/コク】p.9
   「菌類の主体はカビ・きのこ・酵母の仲間である.その基本構造は菌糸である.カビは菌糸ででき
    ている.きのこも菌糸でできているので仲間だ.酵母は単細胞で出芽するものをいう.菌糸から
    なる,という定義からすると,酵母は例外なのだが,これは菌糸が二次的に変化してきたものと
    考えるべきであるため,酵母も菌類に入れている.(後略)」

・細胞について
 『生物大図鑑』田沼靖一監修 ニュートンプレス 2021【460/セイ】
  1 細胞の世界 細胞とは p.24
   「細胞は生物の基本単位だ。生物の3ドメイン、すなわち,細菌,古細菌,真核生物の体は細胞でで
    きている。」

 『菌類のふしぎ』(前出)
  p.4 コラム:原核生物は真核生物の起源
   「(前略)どんな生物も細胞からできている.細胞には核以外にも色々な構造があるが,真核細胞に
    はミトコンドリアや葉緑体(植物の場合)のような膜でできた構造(細胞内小器官)が存在する.
   (後略)」

・菌類(生命)の構成元素について
 『生元素とは何か』道端齊著 NHK出版 2012【464/ミヒ】
  第三章 生命をかたちづくる物質・生元素 p.71-72
   「(前略)現在、地球を構成する元素は九二種類あります。そのなかで生元素と認められた元素は約
    三〇種類です。なかでも、生体に多量に含まれる一一種類の元素を「多量生元素」とよび、「水素
    (H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、リン
    (P)、イオウ(S)、塩素(Cl)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)」が含まれています。残
    りの約二〇種類の元素を「微量生元素」とよびます。
    一言で言うと、生物を構成し生理的機能を営むのに必要な元素が生元素です。(後略)」

 日本経済新聞 2010年12月3日 朝刊3ページに、「生命の必須元素(きょうのことば)」を掲載してい
 る。地球上のすべての生物が持つ元素として、炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)、硫黄
 (S)、リン(P)の6つを紹介している。

 『菌類の生物学 生活様式を理解する』D.H.ジェニングス著 京都大学学術出版会 2011
 【474.7/ジデ】
  第4章 養分 4.1 炭素 4.1.1 はじめに p.57
   「すべての菌類は有機態の炭素に依存して生活している.炭素は量的にも質的にも,もっとも重要な
    栄養素である.地球上に存在する有機態の炭素は,すべて光合成が起源である.有機態の炭素は生
    きた植物,動物,微生物の主要な構成要素である.(後略)」
  4.2 窒素 p.70
   「菌類はさまざまな窒素化合物を利用することができる(図4.11).土壌中のタンパク質が,菌類
    にとって重要な炭素・窒素源となることはすでに述べた.一般的に,窒素化合物は物質ごとに利
    用しやすさが異なるため、さまざまな窒素化合物が与えられたとき菌類は特定の物質を選択的に
    利用する.(後略)」
  4.3 リンとイオウ p.73
   「培地のリン源としてはオルトリン酸が用いられる.酸性条件でカルシウムにより沈殿していなけれ
    ば,菌類はオルトリン酸を容易に利用する.自然界では,菌類は生物遺体に含まれる有機態リン化
    合物を分解してリンを獲得する(図4.12).(後略)」
  4.4 微量元素 p.76
   「炭素,窒素,リン,イオウ,マグネシウム,カリウムは菌類の生長にとって必須の多量元素
    (macro-element)であり,他の元素よりも多量に必要な元素である.炭素,窒素,リン,イオ
    ウの4元素は,菌類細胞すなわち菌糸の構造構成成分の大部分を占めるため,とくに重要である.
    マグネシウムとカリウムは菌糸の構造に関わっていないが,マグネシウムは多くの主要な酵素の
    活性剤として不可欠であり,カリウムは酵素が機能を発揮するうえでの適当なイオン環境にとっ
    て重要である.またマグネシウムと,とくにカリウムは,細胞内部の浸透圧の調整に重要な役割
    を担っている.(後略)」


 インターネットで検索すると、「陀安一郎のホームページ」から、Research>「髪の毛の安定同位体比についての解説、湯本プロジェクトの測定結果はこちら。」という文をクリックすると、以下の文章が書かれたページが見られる。
   「生物の体を構成する元素は、バクテリアからカビ・キノコ、植物、動物、もちろん私たち人間も含
    めてほぼ共通であり、水素(H)、炭素(C)、窒素(N)、酸素(O)、リン(P)、イオウ(S)といった元素
    に加え、カルシウムやマグネシウムといったミネラル類です。」
回答プロセス
1 菌類の定義について調べる。
  ・『総合百科事典ポプラディア』18巻 ポプラ社 2021【031/ソ/18】(回答記載)
  ・『菌類のふしぎ』国立科学博物館編 東海大学出版会 2008【474.7/コク】(回答記載)

2 菌類について調べると、真核生物は細胞でてきていることから、細胞について調べる。
  ・『生物大図鑑』田沼靖一監修 ニュートンプレス 2021【460/セイ】(回答記載)
  ・『菌類のふしぎ』国立科学博物館編 東海大学出版会 2008【474.7/コク】(回答記載)

3 1、2を踏まえて、菌類の構成元素について記載のある資料を調べる。
  ・『菌類の生物学 生活様式を理解する』D.H.ジェニングス著 京都大学学術出版会 2011
   (回答記載)
  ・『生元素とは何か』道端齊著 NHK出版 2012【464/ミヒ】(回答記載)

4 新聞記事を調べる。
  当館契約データーベース「日経テレコン」でキーワード「菌」「元素」などで検索、回答に記載の新聞
  記事が見つかる。

5 インターネットでキーワード「菌類」「元素」などで検索、回答に記載のインターネット情報が見つか
  る。(最終確認日:2024年1月18日)

<調査資料>
・『菌類の世界』細矢剛著 誠文堂新光社 2011【474/ホ】
・『菌は語る』星野保著 春秋社 2019【474.7/ホタ】
・『菌類が世界を救う』マーリン・シェルドレイク著 河出書房新社 2022【474.7/シマ】
・『菌類の事典』日本菌学会編 朝倉書店 2013【474.7/ニホ】
・『絵でわかる細胞の世界』黒谷明美著 講談社 2001【463/クア】
・『生命科学』改訂第3版 東京大学生命科学教科書編集委員会 羊土社 2009【460/トウ】
・『生物学入門』第3版 嶋田正和編 東京化学同人 2019【460/シマ】
・『キャンベル生物学』urryほか著 丸善出版 2018【460/アリ】
・『原生生物の世界』丸山晃著 内田老鶴圃 1997【465/59】
・『元素大百科事典』Per Enghag著 朝倉書店 2007【431.11/エペ】
・『元素がわかる事典』宮村一夫監修 PHP研究所 2010【431/ゲ】
事前調査事項
NDC
  • 藻類.菌類 (474 10版)
  • 物理化学.理論化学 (431 10版)
参考資料
  • 道端齊. 生元素とは何か. NHK出版, 2012.
  • D.H.ジェニングス. 菌類の生物学 生活様式を理解する. 京都大学学術出版会, 2011.
キーワード
  • 菌
  • 元素
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献紹介 事実調査
内容種別
質問者区分
社会人
登録番号
1000344849
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000344849 コピーしました。
アクセス数 1690
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