レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月26日
- 登録日時
- 2020/07/22 16:45
- 更新日時
- 2020/08/28 13:11
- 管理番号
- 堺-2020-086
- 質問
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解決
フェルマーの最終定理の回答が掲載された論文が読みたい。できたら日本語訳で読みたい。
- 回答
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紙ベースの提供は難しいと判断し、利用者には以下のように案内した。
1、JSTORでインターネット上で閲覧(ウィキペディアからリンクあり)
2、国立国会図書館資料遠隔複写サービスを利用し、「数学セミナー」の複写物を提供する
利用者は1の方法で閲覧するとのこと。
(美原図書館)
- 回答プロセス
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論文を書いたのはアンドリュー・ワイルズということが参考資料より確認できた。またウィキペディアではフェルマーの最終定理について書かれたワイルズの論文には2種類あることがわかった。
1、「Modular Elliptic Curves and Fermat's Last Theorem」(日本語訳:モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理)
2、「Ring-theoretic Properties of Certain Hacke Algebras」(ある種のヘッケ環の環論的性質)
各種参考文献を確認すると同様の論文名が掲載されているため、ウィキペディアの情報は正しいと判断。
また、これらの論文は「Annuals of Mathematics」というイギリスの雑誌1995年の141号に掲載されているとのことで、NDLサーチやWebcatPlus、CiNii等で雑誌の所蔵を確認するが、所蔵なし。また、日本語訳も発見できなかった。
国立国会図書館でデジタル化されている雑誌「数学セミナー」(1995年34号)には論文の一部抜粋が掲載されていることがわかったが、国立国会図書館デジタル化資料送信サービスの対象外であった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 数論[整数論] (412 8版)
- 参考資料
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アミール・D・アクゼル著 ; 吉永良正訳 , Aczel, Amir D. , 吉永, 良正. 天才数学者たちが挑んだ最大の難問 : フェルマーの最終定理が解けるまで. 早川書房, 1999.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001915319-00 , ISBN 4152082240 (203p(参考文献)) -
JSTOR
https://www.jstor.org/ ((令和2年7月22日確認))
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アミール・D・アクゼル著 ; 吉永良正訳 , Aczel, Amir D. , 吉永, 良正. 天才数学者たちが挑んだ最大の難問 : フェルマーの最終定理が解けるまで. 早川書房, 1999.
- キーワード
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- フェルマーの最終定理
- 整数論
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000284918