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レファレンス事例詳細

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事例作成日
2021年07月20日
登録日時
2021/10/14 14:05
更新日時
2021/10/19 09:54
提供館
山口県立山口図書館 (2110020)
管理番号
0000110930
質問

解決

江戸末期から明治初期の長州藩に関することについて、以下が知りたい。
1.藩が先進国から輸入した洋書について、国別冊数、分野別冊数と、その関連資料
2.藩が先進国から輸入した船について、国別の数、種類別の数と、その関連資料
回答
1.長州藩所蔵の洋書について、国別・分野別の冊数がまとめられているリストの類は見当たらなかった。山口県文書館専門研究員にも照会したが、これらの一覧表などは未見とのことであった。

関係資料として、下記回答資料1-5を紹介した。

資料1は、福岡教育大学の小川亜弥子氏(幕末の長州藩の洋学の研究者)の著作で、幕末長州藩の洋学全般に関する研究書であり、全体像がつかめると思われる。p89-90に博習堂の蔵書についての説明と兵学関係蔵書リストがある。(安政6年(1859年)7月当時) 砲術書、陸軍書、海軍書の3分野の書名と冊数がわかる。ただし、国別は不明。
なお、博習堂は長州藩の洋学研究機関。学科は医学・兵学にわかれていたが、黒船来航の時勢をうけて兵学中心となった。(資料7『山口県百科事典』p629「博習堂」 の項目を要約 )

資料2は、萩明倫館(長州藩の藩校)の洋学書の目録及び解説書。p6に明倫館に受け入れられた洋学書で現在確認できるのは洋書16点(翻刻書含む)とある。また、p12に明倫館に受け入れられた洋学書の主題別の受入点数の表がある。ただし、漢籍や和書も含まれており、書名や国名も記載がない。「この表でみると兵学関係の図書が45点55パーセントをしめており、明倫館の洋学は兵学が基本であり最重要科目であった」と記されている。p39-68の「明倫館所蔵洋学書目録」には、書名、冊数などは記載があるが、漢籍も含まれている。

以下、長州藩の洋学教育に関する資料
資料3p131-181の「第三章 幕末山口藩の教育政策」にわかりやすくまとめてある。

資料4p123-133「洋学の受容と展開」では、幕末期の長州藩の洋学について簡単にまとめてある。
(以下要約)萩藩は、嘉永2年(1849年)に藩校である明倫館を拡充・移転した。その際、医学書を明倫館内に移し、済生堂と改称、一年後の嘉永3年(1850年)には好生館と改称する。好生館には「洋書」科が置かれており、萩藩は洋学の振興によって、医学のみでなく、海防等の兵学の知識を吸収していった。また、安政2年(1855年)~安政6年(1859年)にかけて、好生館の附属として西洋学所を設置し、後に博習堂と改称する。博習堂は総合的な(水陸両方の)西洋兵学の研究・教育機関であり、博習堂の科目は、兵学、理学、分析学、度学・数学、天学および地学の6科目であった。

資料5p781-806「第17章 文久期から慶応期の教育と洋学」では、長州藩の洋学についてまとめている。

2.の先進国から輸入した船については、資料6にあり。p361-362「旧長藩軍艦表」あり。安政3年(1856年)~明治3年(1870年)までに長州が造船購入した14隻の艦名、造船場所(国)、摘要などが一覧できる。
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 中国地方 (217 9版)
  • 科学史.事情 (402 9版)
参考資料
  • 1.小川亜弥子 著 , 小川, 亜弥子, 1964-. 幕末期長州藩洋学史の研究. 思文閣出版, 1998.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002681389-00
    ,  ISBN 4784209670   (p89-90)
  • 2.[ハギ]永秀夫 著 , 蘒永, 秀夫. 萩藩明倫館の洋学. [ハギ]永秀夫, 2007.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008460547-00
      (p6,12,39-68)
  • 3.倉沢剛 著 , 倉沢, 剛, 1903-1986. 幕末教育史の研究 3 (諸藩の教育政策). 吉川弘文館, 1986.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001790797-00
    ,  ISBN 4642032533   (p131-181)
  • 4.小川國治, 小川亜弥子 共著 , 小川, 国治, 1936- , 小川, 亜弥子, 1964- , 石川, 松太郎, 1926-2009 , 津田, 秀夫, 1918-1992. 山口県の教育史. 思文閣出版, 2000. (都道府県教育史)
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002944504-00
    ,  ISBN 4784210598   (p123-133)
  • 5.山口県 編 , 山口県. 山口県史 通史編 幕末維新. 山口県, 2019.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030251956-00
      (p781-806)
  • 6.時山 弥八 著 , 時山 弥八. もりのしげり 増補訂正. マツノ書店, 2015.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I061777301-00
      (p361-362)
  • 7.山口県教育会 編 , 山口県教育会. 山口県百科事典. 大和書房, 1982.
    https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001554871-00
      (p629)
キーワード
  • 洋学
  • 船舶--歴史
照会先
寄与者
  • 山口県文書館
備考
調査種別
文献紹介
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000306060
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000306060 コピーしました。
アクセス数 2004
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