レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月02日
- 登録日時
- 2011/08/03 18:48
- 更新日時
- 2016/12/25 09:41
- 管理番号
- 12992
- 質問
-
阿部亀治(あべかめじ)について知りたい。
- 回答
-
(1)次の資料に、阿部亀治に関する記述あり。
・稲 品種改良の系譜 ものと人間の文化史 菅洋/著 法政大学出版局 1998.5(6162/S5/3 一般資料)
・稲を創った人びと 庄内平野の民間育種 菅洋/著 東北出版企画 1983.9 (6162/S5/2 書庫)
・日本残酷物語 第1部 貧しき人々のむれ 平凡社 1959.11 (3621/N3/1-1 書庫 )
(2)亀家(かめはうす)~庄内町亀ノ尾の里資料館 http://www.navishonai.jp/kamehouse/
※次のような情報あり「阿部亀治という人」、「幻の米、亀ノ尾」
- 回答プロセス
-
(1)児童室でイネ、山形県、人名辞典などで探すもなし。
(2)ウィキペディアの参考文献になっていた次の資料が写真が載っていて詳しかったため、紹介した。
・ものと人間の文化史 稲(6162/S5/3)
(3)農水省図書館筑波分館さまより次のようなコメントをいただく(2011年10月21日)
***
・農林水産関係試験研究機関 総合目録(Database Quick Searchを含む)
http://library.affrc.go.jp/
で「阿部 亀治」を検索したところ、2011/10/21現在で31件が検索された。
このうち以下の4件で「阿部 亀治」の人となりについて記載がありそうだった。
残りの資料は、「亀の尾」にスポットがあたっているような資料だった。
【紹介資料】
■東北の生業/明玄書房/1981
Summary
明治二十六年、東田川郡余目町の阿部亀治が冷涼で収穫皆無の稲のなかから、一株だけ 結実を見たものを発見した。 ... 阿部亀治は次の年にその籾を自作田に植え育て、明治 三十年に再び冷害に悩まされた庄内にウンカの大発生を見たが、阿部亀治の試験田は ...
■稲を創った人びと: 庄内平野の民間育種/菅 洋 著/東北出版企画/1983
Summary
不朽の名品種「魏ノ尾」を選出した中年の頃の阿部亀治 ...
■阿部亀治 : 稲の新品種の創選者(近世日本興業偉人傳)
/今野賢二著/日本出版社/1943
■日本残酷物語 1: 貧しき人々のむれ /宮本常一/平凡社/1995
Summary
明治元年二八六八)三月九日、のちに「亀の尾」をそだてた阿部亀治が生まれたころの小 出新田は、こんなに貧しく荒涼とした農村であった。とくに亀治の家は田一反歩、畑七、 八反歩しかもたない貧しいくらしで、父の茂七が酒若勢にやとわれたり、他人の小作 ...
***
(関連事例)
・明治時代に水稲「亀の尾」を育成した阿部亀治氏の生没年について知りたい。 (山形県立図書館)
https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000027130
- 事前調査事項
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(教科書に載っていた。庄内地方の人。150年ほど前にコシヒカリ、ササニシキのもとになった有名な品種「亀の尾」を発見した人。)
- NDC
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- 食用作物 (616)
- 社会史.社会体制 (362)
- 参考資料
- キーワード
-
- 稲
- 米
- 阿部亀治(1868―1928年)
- 「はえぬき」
- コシヒカリなどおいしい米のルーツとされる「亀ノ尾」
- 調べ学習
- 教科書
- 庄内半島
- 育種学
- 日本-社会-歴史
- 貧困
- 照会先
- 寄与者
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- 支部農水省筑波分館
- 備考
- インターネットで、小学校の社会科の教科書に掲載されているらしい情報が散見される。
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000089560