レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/08/11
- 登録日時
- 2006/12/02 02:11
- 更新日時
- 2008/05/10 09:36
- 管理番号
- 埼熊-2006-043
- 質問
-
解決
江戸時代の、村と村の海の境界に関する訴訟問題について詳しく知りたい。どんな争論があったか、領主による漁業争論の審議や調停はどのように行われたか、等について書かれた資料を教えてほしい。
- 回答
-
『日本の近世 8 村の生活文化』p223-254 〈漁村の日々~瀬戸内・真鍋島〉に、1706年から翌年にかけて真鍋島海域で起こった漁場紛争に関する詳細な記述がある。 紛争の概略、裁定の概略、裁定がその後の漁業発展に及ぼした影響について、記されている。
『民衆運動史 3 社会と秩序』p179-199 〈第7章 漁業と漁業論争〉 水産資源の資源量や回遊量の不安定性ゆえにしばしば繰り返されてきた紛争について、様々な事例をあげている。それらの争論に対し、近世の領主権力がどのような対応を見せたかについても詳述されている。
他にも、下記資料に関連の記述があり、あわせて紹介する。
『事典しらべる江戸時代』(柏書房)『加賀 能登の歴史』(講談社)『新しい近世史 4 村落の変容と地域社会』(新人物往来社)『近世日本漁業史の研究』(新生社)『地域漁業史の研究』(農山漁村文化協会)『近世漁業社会史の研究』(清文堂出版)『近世民事訴訟制度の研究』(有斐閣)
- 回答プロセス
-
近世史、漁業史関連の資料を探索した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 水産業および漁業史.事情 (662 9版)
- 社会史.社会体制 (362 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
-
- 『日本の近世 8 村の生活文化』(辻達也 中央公論社 1992)
- 『民衆運動史 3 社会と秩序』(青木書店 2000)
- 『東国の社会と文化』(小笠原長和 梓出版社 1985)
- 『領域支配の展開と近世』(杉本史子 山川出版社 1999)
-
『近世日本漁村史の研究』(荒居英次 1963)
- 『近世漁業社会構造の研究』(後藤雅知 山川出版社 2001)
- キーワード
-
- 漁業-歴史-日本
- 裁判-江戸時代
- 地域-社会構造(社会史)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000031825