本文へスキップします。
レファレンス協同データベース
    • 検索条件が入力されていません。
    • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • ヘルプ
  • ログイン
  • 検索条件が入力されていません。
  • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • 事業について

    • レファ協とは?
    • おすすめ!レファ協データ
    • 事業概要
    • 事業報告・統計
    • 事業フォーラム
    • 企画協力員について
    • サポーターについて
  • 関係者の方へ

    • 事業への参加
    • データの作成・公開
    • システムの使い方
    • レファ協活用術
    • 事業担当者研修会
    • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報

    • コラム集
    • レファレンス関連情報
    • 刊行物・グッズ
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
現在位置
  • トップページ
  • 詳細検索
  • 検索結果一覧
  • レファレンス事例詳細
レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
事例作成日
2016/08/24
登録日時
2016/09/03 00:30
更新日時
2016/09/03 00:30
提供館
沖縄県立図書館 (2110045)
管理番号
1000000862
質問

解決

那覇の地名の由来について知りたい。
回答
①
『沖縄県の地名』(平凡社、2002.12)
p134-137 「那覇」の項目で、「那覇の呼称については「琉球国由来記」「遺老説伝」に伝承が記されている。呉姓我那覇の家に怪石があり、形が野菰(俗に奈波=ナバ、茸のこと)に似ていた。やがて村ができ、奈波というようになり、のち奈波を那覇に改字したという。また由来記に「琉球神道記」にいうとして「那覇ハ阿那婆達多龍王所居成ベシ」とある。「海東諸国紀」に「那波」とあって、一五-一六世紀にはナバと唱えられていた可能性が高い。伊波普猷はナバについて漁場(ナバ)説を唱え通説となっている。…小那覇・瀬名覇は海に面した村で漁場をもっていたと考えられるが、ほかは海に面しておらず、また好漁場を有する地が必ずしも那覇を地名としているわけでもない。ナバ=漁場説も一仮説にとどまるだろう。」の記述がある。

②
『沖縄の地名の由来』(崎原 恒新 著、月刊沖縄社、1985.3)
p285 「那覇の地名について、『遺老説伝』や『琉球国旧記』、『琉球国由来記』に、概略次のような民間伝承を載せている。往古の時より呉氏宅にナバ(きのこ)の形をした石があった。それでこの地を奈波と称した。のち字を那覇と改める。しかし、その石、土中に没して今はなしと。『伊波普猷全集・四』(平凡社・一九七四年)には、那覇は漁場からきた名称であるという説を展開している。『南島風土記』によると、それは島袋源七の説を承け継いだもの、ということである。」の記述がある。

③
『南島風土記 注釈』(東恩納 寛惇 著、沖縄郷土文化研究会、1974.9)
p163 「那覇の地名の出典については、古来定説なく、由来記には、呉氏我那覇の宅に一怪石があって、その形野菰に似ている事から出た名であると伝えている。…近来伊波君が由来記の「ナーバ」と云う音に興味を発見し、この地がもと、魚場(ナバ)であった事を頗る詳細に検討し、且つこの名が発展して「オキナワ」にまでなった事を考証された。今ではこの説が一番学問的である。この説は元来島袋源七氏が提唱したもので、伊波氏がこれを支持立証したものである。但し、伊波君の説は、その専攻たるおもろを根拠とされたものであるが、おもろの表現は頗る隠約で、特にその年代の決定に就て明白を欠き、文献学の方面からは資料としてなほ不安な点が少なくない。暫く一説として保留して置き度い。」の記述がある。

④
『琉球國由来記 琉球王府編』(伊波 普猷 [ほか] 編、風土記社、1988.2)
p169 巻八 那覇由来記で、 「抑那覇の濫觴ヲ尋ルニ、今ノ呉姓我那覇、居住ノ屋敷ノ内ニ、當初石有之。形茸ニ似たり。茸ヲ世俗ニ、ナバト云故ニ、此所ヲ人呼テ、ナハト云倣ケルガ、人家此所ヨリ、始リケレバトテ、則コノナハヲ取テ、里ノ名トシ、後ニ那覇ト字ヲ改ケルト云リ。」の記述がある。

⑤
『琉球国旧記』(首里王府 編、原田 禹雄 訳注、榕樹書林、2005.7)
p64 巻之一 那覇記で、「昔、呉氏我那覇の宅に、ひとつの怪石があった。形は野菰《俗に奈波という》のようであった。人家はここから始まり、遂に村となったが、この地を呼ぶのに奈波といったのである。その発音が那覇とよく似ているので、後に文字を那覇に改めた。」の記述がある。

⑥
『遺老説伝』(嘉手納 宗徳 編、角川書店、1978.9)
p92 外巻一の読み下しで、「一、往古の時より、呉氏宅に一怪石有り。形、野菰(俗に奈波と曰ふ)の如し。遂に此の地を称して奈波と曰ふ。其の声韻、那覇と相似たり。後亦字を那覇に改む。」の記述がある。

⑦
『沖縄考』(伊波 普猷 著、創元社、1942.6)
p101-154 「四 那覇の起原は漁場」の論説がある。

⑧
『意外と知らない沖縄県の歴史を読み解く!沖縄「地理・地名・地図」の謎』(安里 進 監修、実業之日本社、2015.1)
p48-50 「那覇は「ナーファ」か「ナワ」か議論百出した時代がある」の項目で、p48 「結論的なことをいえば、「ナハ」というのはもともとの読みではない。琉球語、特に地元・那覇言葉では「ナーファ」または「ナファ」と読んでいた。近代になり標準語を話すようになると、「ナーファ」「ナファ」では語呂が悪いので徐々に「ナハ」と標準語風の読みに落ち着いたという。」の記述がある。
回答プロセス
事前調査事項
NDC
  • 海洋 (299 8版)
参考資料
  • 1 沖縄県の地名 平凡社 2002.12 K29/O52 p134-137

  • 2 沖縄の地名の由来 崎原 恒新∥著 月刊沖縄社 1985.3 K29/SA42 p285

  • 3 南島風土記 注釈 東恩納 寛惇∥著 沖縄郷土文化研究会 1974.9 K29/H55 p163

  • 4 琉球國由来記 琉球王府編 伊波 普猷 [ほか]∥編 東恩納 寛惇∥編 風土記社 1988.2 K200.8/R98 p169

  • 5 琉球国旧記 首里王府∥編 原田/禹雄∥訳注 榕樹書林 2005.7 K200.8/R98 p64

  • 6 遺老説伝 嘉手納 宗徳∥編 角川書店 1978.9 K388/I66 p92

  • 7 沖縄考 伊波 普猷∥著 創元社 1942.6 K200.4/I25 p101-154

  • 8 意外と知らない沖縄県の歴史を読み解く!沖縄「地理・地名・地図」の謎 安里/進?監修 実業之日本社 2015.1 K200.4/A88 p48-50
キーワード
  • 那覇 由来 琉球国
照会先
寄与者
備考
調査種別
事実調査
内容種別
郷土
質問者区分
社会人
登録番号
1000196564
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000196564 コピーしました。
アクセス数 18870
拍手! 1
  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに登録する
  • メールで送る
  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
◀検索結果一覧へ戻る
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
  • 事業について
  • レファ協とは?
  • おすすめ!レファ協データ
  • 事業概要
  • 事業報告・統計
  • 事業フォーラム
  • 企画協力員について
  • サポーターについて
  • 関係者の方へ
  • 事業への参加
  • データの作成・公開
  • システムの使い方
  • レファ協活用術
  • 事業担当者研修会
  • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報
  • コラム集
  • レファレンス関連情報
  • 刊行物・グッズ
  • 国立国会図書館ホームページ
  • 国立国会図書館サーチ
  • リサーチ・ナビ
Copyright © 2024- National Diet Library. All Rights Reserved.
ページの先頭へ