レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2009/04/09 02:10
- 更新日時
- 2012/10/29 17:21
- 管理番号
- 日進08S-19
- 質問
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解決
「気候」の語源は「四季七十二候」と言われている。この七十二候の内の9月2日から7日頃までの間を何というか。
- 回答
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七十二候には中国伝来のものと(大衍歴・宣明暦)、後に日本の風土に合った七十二候が日本の暦学者によって作られたもの(宝暦暦・寛政暦)とある。
暦により違いがある。
末候 禾乃登(カ スナワチ ミノル) - 中国<大衍歴(だいえんれき)・宣明暦(せんみょうれき)>
禾乃登(クワ スナワチ ミノル) - 宝暦暦(ほうりゃくれき)・寛政暦
(コクモノ スナワチ ミノル)
- 回答プロセス
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自館OPACにて「暦」で件名検索をする。 ※( )内当館請求記号
『現代こよみ読み解き事典』(449.8/028)索引より、「七十二候」をひく。
「四季・二十四節気・七十二候」表より回答を得る。
『暦の百科事典』(449/07)にもあたる。「末候 禾乃登」の記述はあるが、日付が二十四節気の表現のみで、9月2日から7日であることは記載がない。
また、OPACで「七十二候」をキーワードとして検索をかけると、『俳句歳時記』(911.3/0146)がヒットする。
新年の部の付録に「七十二候一覧表」が付いており、回答を得る。こちらでは四季、二十四節気、暦ほか現行暦による大略日付も確認できる。
『暦と時の事典』(449/07) p.120 には日本暦の読み方は「コクモノスナワチミノル」となっている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449 7版)
- 気象学 (451 7版)
- 日本語 (031 7版)
- 参考資料
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- 『現代こよみ読み解き事典』岡田芳朗ほか著/柏書房/2000/(449.8/028) P.40 (AJ94271276)
- 『俳句歳時記 新年の部』俳句歳時記編集部/平凡社/1981/(911.3/0146) 附録「七十二候一覧表」 (AJ94023343)
- 『暦の百科事典』暦の会編/新人物往来社/1986/(449.3/09) p.323 (AJ94060102)
- 『暦と時の事典』内田正男著/雄山閣/1986/(449/07) p.120 (AJ94060203)
- キーワード
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- 暦
- 気候
- 七十二候
- 天文学
- 四季
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 司書講習生
- 登録番号
- 1000053679