レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/11/05
- 登録日時
- 2015/01/13 00:30
- 更新日時
- 2015/01/29 09:13
- 管理番号
- 6000019101
- 質問
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解決
1979年のニッカウヰスキーの広告にはオーソン・ウェルズが起用されていた(当時の新聞記事を持参された)。この広告の写真撮影者や広告の制作会社を知りたいがどうすればよいか。(未解決)
- 回答
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東京文化財研究所のサイト等によると、ニッカウヰスキーの、オーソン・ウェルズを起用した広告写真は小川隆之の代表作であるとのこと。広告の制作会社についての記載は発見できず。
アド・ミュージアム東京・広告図書館の蔵書を調べると、関連すると思われる本が数点ヒットする。利用者ご自身で検索してみられるとのこと、必要があれば当館未所蔵資料でも他市等から借用可能な旨お伝えした。
- 回答プロセス
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所蔵資料を「新聞広告」等のキーワードで検索し、またリサーチ・ナビの広告業関連のページhttp://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-102516.php 等を確認するが、1970年代の新聞広告について詳しく扱っていると思われる資料は発見できず。
Googleで「ニッカウヰスキー 広告 ウェルズ」で検索すると、東京文化財研究所の物故者記事「小川隆之」http://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/28434.html がヒット。これによると広告写真家・小川隆之の代表的な仕事として、俳優オーソン・ウェルズをモデルに起用したニッカウヰスキーの広告シリーズが挙げられている。
朝日新聞記事データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」で「小川隆之」を調べると、1987年5月11日夕刊の記事「小川隆之さん オーソン・ウェルズ写真展(人きのうきょう) 」2008年10月10日朝刊の記事「小川隆之さん死去」などがヒット。ニッカウヰスキーの広告についての言及はあるが、制作会社等はなし。
『電通広告事典』(電通)p704-720に、「日本の広告1900~2008」の年表があり、各年の代表的なキャッチフレーズや企業宣伝事例等を数点ずつ挙げているが、1970年代前後にニッカウヰスキーの広告は載っていない。
p722-736「主要広告関連団体一覧」より、アド・ミュージアム東京http://www.admt.jp/ の広告図書館の蔵書検索で「ニッカウヰスキー」を調べると、『昭和のCF100選 1961-88』(誠文堂新光社)『CM殿堂 時代を超えるアイディアとクリエイターたち』(宣伝会議)『対決企業の広告戦略』(誠文堂新光社)等がヒットするが、いずれも当市未所蔵。利用者はご自宅から蔵書検索をしてみられるとのこと、当市未所蔵資料でも他市等から借用可能なので必要であればリクエストしてくださるようお伝えした。
なお、『明治・大正・昭和 お酒の広告グラフィティ サカツ・コレクションの世界』(国書刊行会)は戦前までの広告が主で、洋酒編p118に、摂津酒造から派遣されスコットランドでウイスキー製造を学んだ竹鶴正孝が、寿屋(現サントリー)の鳥井信治郎のもとで日本発のウイスキーを製造したなどの記載はあるが、昭和50年代のニッカウヰスキーの広告については記載がなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 広告.宣伝 (674 9版)
- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
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- 『電通広告事典』電通広告事典プロジェクトチーム/編(電通)
- キーワード
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- ニッカウヰスキー(ニッカウイスキー)
- 洋酒(ヨウシュ)
- 酒造業(シュゾウギョウ)
- 広告(コウコク)
- 写真(シャシン)
- ビジネス(ビジネス)
- 昭和(ショウワ)
- オーソン・ウェルズ(オーソン・ウェルズ)
- 小川隆之(オガワタカユキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000166031