レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/05/08
- 登録日時
- 2012/06/16 02:00
- 更新日時
- 2012/07/13 15:54
- 管理番号
- 6000007921
- 質問
-
解決
身近なスーパーなどでも販売しており、以前よりも塩麹(塩こうじ)を手に入れやすくなっている。おそらくブームになっているのだろうが、流行のきっかけになったようなものはあるのか。
- 回答
-
漫画家のきくち正太さんの作品『おせん』で採り上げられ、その作品が日本テレビでテレビドラマ化されたことでさらに広く知られるようになったようです。
また2011年以降、タカコ・ナカムラ、おのみさ、白澤卓二、小紺有花、浅利妙峰ほか各氏の著作が相次いで出版されていますし、新聞の記事に採り上げられることも多くなっています。こうした出版・報道事情も塩麹やレシピへの関心の高まりを示すとともに、塩麹の知名度を高めるきっかけにもなっているものと思われます。
- 回答プロセス
-
ブームになっているということであれば、『日経MJトレンド情報源』2012年版(日本経済新聞出版社)収載の「ヒット商品番付」の寸評にヒントはないかと見てみるが、「塩系スイーツ」(2007)「食べるラー油」(2010)はあったが「塩麹」は選ばれていなかった。
つぎに当館で契約している新聞記事データベース「聞蔵Ⅱ」「ヨミダス文書館」「日経テレコン21」を使って調べてみた。「塩麹」or「塩こうじ」検索すると、各紙とも2011年春以降の記事が多いことがわかる。中でも『朝日新聞』2012.4.21.土曜日.週刊be(e5)の記事「酵素で増えるうまみ 人気の塩麹おいしさの秘密」に「料理漫画で採り上げられたのをきっかけに、ここ数年注目されるようになった」と紹介されていた。そして『日経流通新聞』2011.1.31.月曜日の記事「こうじ円熟の名脇役」では、「こうじが一般に知られるようになったきっかけは、2008年に日本テレビ系で放映された料理ドラマ『おせん』に登場したことだ」と書かれていた。
そこで日本テレビの「おせん」のホームページ(http://www.ntv.co.jp/osen/)を参照したところ、漫画家きくち正太氏の『おせん』(講談社)を原作としていること、ドラマの7話で塩麹が重要な役割を演じていること等がわかった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 食品.料理 (596 9版)
- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 塩麹
- 塩こうじ
- 麹
- 発酵食品
- 酵素
- おせん(漫画)
- きくち正太
- 流行
- 食品
- 料理
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000107292