レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年12月11日
- 登録日時
- 2012/12/11 16:57
- 更新日時
- 2013/02/27 14:38
- 管理番号
- 千葉市中央037
- 質問
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解決
ささらについて知りたい。
- 回答
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日本の民俗芸能で用いる体鳴楽器。「すりざさら」と「びんざさら」の2種あり、単にささらというと前者をさすことが多い。
すりざさらは、田植囃子などの田楽系芸能などに使われ、「ささらこ」とよばれる刻み目を入れた細い棒と、「ささら竹」という先を細かく割って刷毛状にした竹を擦り合わせて音を出す。地域によっては「ささらこ」を用いず、2本の「ささら竹」を打ち合わせる場合もある。先を細かく割った竹を右手に持ち、のこぎりの歯のように刻みを入れた棒や竹を左手に持って、両者をこすりあわせて音を出す。
びんざさらは田楽躍の重要な楽器で、多数の木や竹の小片の上端を紐で編むようにして重ね、両端に取っ手をつけたもの。両手で持ち、揺すったり、突くようにして全部の板を打ち合わせる。木や竹の小さな板を数十枚ひもで編み合わせて両端に取ってをつけた楽器。両端を持ってくねらせるように打ち鳴らす。日本固有の楽器ではなく、大陸より散楽とともに渡来したと思われる。
- 回答プロセス
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(1)百科事典等で確認した。内容は次のとおり。
・『広辞苑 第6版』1120ページに記載があった。
・『日本大百科全書 10 さえ-しつ 2版』124ページに記載があった。
(2)ささらが楽器であることが判明したので、音楽の専門事典も参照した。内容は次のとおり。
・『新編音楽中辞典』259ページに記載があった。
・『音楽大事典 2 カ〜サ』968ページから969ページに記載があった。
・『邦楽百科辞典』428ページから429ページに記載があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 9版)
- 日本語 (031 9版)
- 音楽 (760 9版)
- 参考資料
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広辞苑 第6版 新村 出/編
岩波書店 2008.1 (1120ページ) -
日本大百科全書 10 さえ-しつ 2版
小学館 1994 (124ページ) -
新編音楽中辞典 海老澤 敏/監修
音楽之友社 2002.3 (259ページ及び560ページ) -
音楽大事典 2 カ〜サ
平凡社 1982.1 (968ページから969ページまで) -
邦楽百科辞典 雅楽から民謡まで
音楽之友社 1984.11 (428ページから429ページまで)
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広辞苑 第6版 新村 出/編
- キーワード
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- ささら
- 楽器
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000115499