レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月30日
- 登録日時
- 2021/07/04 09:43
- 更新日時
- 2021/07/15 12:22
- 管理番号
- 県立長野-21-052
- 質問
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解決
信濃毎日新聞の主筆を務めた風見章が、退職後の昭和3年(1928年)から議員として当選する昭和5年(1930年)までの間の動向を知りたい。信濃毎日新聞にそれを伝える記事はあるか。
- 回答
-
昭和3年1月28日の辞任時から昭和5年民政党から当選するまでの期間、風見章についての新聞記事は確認できなかった。
昭和3年1月28日朝刊、夕刊の以下の記事は以下のとおり。
・「風見章氏立候補届出づ」『信濃毎日新聞』昭和3年1月28日 朝刊2面
・「復帰の辞」(桐生悠々)『信濃毎日新聞』昭和3年1月28日 朝刊5面
・「お別れの辞」『信濃毎日新聞』昭和3年1月28日 夕刊1面
・「社告」『信濃毎日新聞』昭和3年1月28日 夕刊2面
主筆風見章氏衆議院議員選挙に立候補して辞任したるにより前新愛知主筆桐生政次氏を後任として招
聘せり
なお、昭和3年から5年までの間、「風見章」で雑誌記事を検索したところ、次のものがあった。
・「村と義務敎育費問題」 『我觀』 第51号 1928.1 (126コマ-)【最終確認2021.7.5】
・「日本の農村生活斷片」 『海外』 第3巻第15号 1928.5(30コマ-)【最終確認2021.7.5】
・「移民敎育を實施せよ」『我觀』 第57号 1928.7(23コマ-)【最終確認2021.7.5】
・「農村社會現實相の斷片」 『我觀』 第59号 1928.9(29コマ-)【最終確認2021.7.5】
・「師範敎育の中に農村社會學を」 『我觀』 第69号 1929.8(47コマ-)【最終確認2021.7.5】
・「農村のために求むる三案」 『我觀』 第79号 1930.6(74コマ-)【最終確認2021.7.5】
※いずれも国立国会図書館デジタルコレクションで公開されており、図書館送信参加館で閲覧するこ
とができる。
- 回答プロセス
-
1 『風見章日記・関係資料』風見章[著] みすず書房 2008【210.7/カア】および、『風見章とその時代』須田禎一著 二十日会 1965【N289/カザミ】によると、風見章が信濃毎日新聞に在籍した期間は、大正12(1923)年1月-昭和3年(1928)1月28日となる。その後、池袋に居を移し、故郷茨城とを往復していたとみられる。
当館契約の「信濃毎日新聞データベース」で当該期間を「風見」で検索する。1995年以前の記事は、見出し語や新聞社がつけたキーワードによる検索となっているため、記事内容の全文検索ができない。
2 当館所蔵の郷土雑誌記事を検索するが、ヒットしない。
3 国立国会図書館デジタルコレクションで「風見章」を検索する。当該期間に、いくつかの雑誌に記事を書いていることがわかったので、これを伝える
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (071 10版)
- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 風見章
- 信濃毎日新聞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000301318