レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2003/06/11
- 登録日時
- 2005/02/11 02:57
- 更新日時
- 2016/07/13 11:28
- 管理番号
- 埼熊-2003-009
- 質問
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解決
日本画家の柳田さくらについて、詳しい経歴を知りたい。また、作品の図版を見たい。
- 回答
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『深谷郷土文人遺墨集』に柳田さくらの経歴が1頁、および「本朝二十四孝図」ほか書画10点の掲載あり。
柳田さくらは、明治37年(1904)年3月12日-昭和12年(1937)12月25日 大里郡榛沢村榛沢の素封家である漢学者・詩人の柳田酉五郎と歌人・書家いちの二女。画家江森天寿に師事、熊谷女学校卒業後荒木十畝の弟子となり、雅号〈桜花〉を用いる。
- 回答プロセス
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『広報おかべ 2002.12』に「夭折の女性画家柳田さくらを紹介します」という記事あり。作品3点が掲載されている。記事の出典として『深谷郷土文人遺墨集』があげられていたので、これにあたる。
『埼玉人物事典』に母〈柳田いち〉、姉〈柳田可つ良〉は掲載されているが、〈さくら〉なし。
『埼玉の画家たち』『埼玉の女たち』『埼玉県人物誌』『埼玉県立近代美術館収蔵品目録 1987』には記述なし。
雑誌記事索引、インターネット検索でもヒットしなかった。
- 事前調査事項
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調査済事項:岡部町中央公民館、および文化財担当に問い合わせた。「岡部町人物誌」に姉〈かつら〉は掲載されているが、〈さくら〉は不掲載。判明しているのは以下のとおり。
明治37-昭和12年 大里郡榛沢村(現岡部町)生れ 号:桜花 父:漢学者 母:歌人 姉:画家
天才姉妹として知られる 8歳の時に御前揮毫 江森天寿に師事する。
作品:「楊貴妃」「節句図」「小谷の方図」「家族図」など。
- NDC
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- 日本画 (721 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 『深谷郷土文人維墨集』(深谷郷土文人遺墨集実行委員会 1985)
- キーワード
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- 柳田 さくら(ヤナギダ サクラ)
- 画家-日本画
- 大里郡榛沢村-岡部町-深谷市-埼玉県
- 郷土資料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000019604