レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/01/17
- 登録日時
- 2024/07/28 00:30
- 更新日時
- 2024/07/28 10:22
- 管理番号
- 0000001588
- 質問
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解決
雑誌『思想』に載っている「凱旋門の歌」(M28)が見たい。出版年と巻号は不明で、検索結果で得られた情報は「(845)」「100」、「7月1日発行」で「口絵」に載っているらしい。
- 回答
-
7月1日発行の当館所蔵『思想』岩波書店 は下記2冊となります。
確認しましたところ、「凱旋門の歌」の記載は見当たりませんでした。
・昭和2年7月號(通巻69号)1927/07/01
・昭和7年7月號(通巻122号)1932/07/01
当館所蔵資料の中で確認できるものでは、昭和24年(通巻301号~通巻306号)より発行日が7月5日に変わっております。
以降の7月5日発行分もすべて確認しましたが、いずれも「凱旋門の歌」の記載は見当たりませんでした。
▼参考:当館所蔵『思想』 一覧:昭和2年3月號~2023-1(欠号あり)
https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/wo/opc_srh/srh_detail/2800000001750
国立国会図書館サーチで7月1日発行の『思想』の書誌データを確認しましたが、お伝え頂いた数字((845)、100)に該当する資料は見当たりませんでした。
以上のことから、『思想』に「凱旋門の歌」が記載されているかは分かりませんでした。
次に「凱旋門の歌」についてお調べしましたところ、『少年世界』に載っていることが分かりました。
『思想』通巻845号の掲載記事を確認しましたところ、下記論文を確認いたしました。
・成田龍一「『少年世界』と読書する少年たち」『思想』岩波書店(通巻845号)1994.11, p.193
“凱旋は共通体験のための祝祭であるが、『少年世界』第一巻第一三号(九五年七月一日)は、口絵に日比谷凱旋門を中心に各国の凱旋門をあしらい、佐々木信綱「凱旋門の歌」を掲げる。
佐々木は「区の歴史にためしなき/誉おひ来る勇士を/歓び迎ふる国民の/真心高し凱旋門」「われら国民吾兵士/共に皇国に身をさゝげ」と詠った。”と記載あり。
また、『思想』平成19年8(通巻1000号)2007/08/05 に『思想』1000回記念で執筆者一覧の総目次があり、佐々木信綱の項目を確認しましたが、「凱旋門の歌」の記載はやはり見当たりませんでした。
以上のことから、お探しの7月1日の口絵は『少年世界』博文館,第1巻13号(1895-07)のことと思われます。
『少年世界』は名著普及会より出版のものが国立国会図書館デジタルコレクションで画像が公開されており、送信サービスで閲覧いただけます。
https://dl.ndl.go.jp/pid/1800844/1/7
(インターネット情報:2023/1/17確認)
- 回答プロセス
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1.『思想』の何年の何巻かという情報が無く、何のキーワードで検索したらそれらの数字が出てきたのかも不明。
2.所蔵する7月発行の『思想』を全て確認したが、口絵が存在しない。
3.通巻845を確認すると、成田龍一の論文に解答要旨のとおり記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 哲学 (10 9版)
- 参考資料
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- 1 思想 通巻845号 岩波書店 岩波書店 1921.10 /10/シソ p.193-221 成田龍一「『少年世界』と読書する少年たち」
- キーワード
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- 軍歌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000353716