レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月18日
- 登録日時
- 2018/10/18 12:50
- 更新日時
- 2018/10/18 17:33
- 管理番号
- 蒲郡-2018-10181-A
- 質問
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解決
蒲郡では雨の降る前には、竹本油脂の胡麻油のにおいがする、と聞いたことがあるが、裏付ける資料はないか。
- 回答
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胡麻が香るのは、「雨の降る前」ではなく、「海風が山に向かって吹く時間帯」や「夏場ならば」などで、はっきりとした条件があるわけではないようだった。
『ごま油の四季 2006秋の号(81)』p1「○本(マルホン)胡麻油のふるさと、蒲郡をたずねて」に記載あり。
『ごま油の四季 総集編1』p188には、「夏場ならば、風にのってふんわりと、胡麻油のいい香りが鼻をくすぐる。」とあった。
『歌見誠一童謡集』p96「おぼろ夜」という童謡の中で「駅の方から、遠くから、胡麻の匂ひがして来ます。」と謡われており、p108~解説のなかで「竹本さんから流れるあの香ばしい胡麻の匂いを詠んだ」と書かれている。
- 回答プロセス
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1.自館OPACにてキーワード「竹本油脂」と検索。ヒットした中で、『ごま油の四季 2006秋の号(81)』『ごま油の四季 総集編1・2』を見てみる。
『ごま油の四季 2006秋の号(81)』p1「○本(マルホン)胡麻油のふるさと、蒲郡をたずねて」に「海風が山に向かって吹く時間帯、~(中略)ごまを煎る香りがふわりとただよってきます。」と記載あり。
『ごま油の四季 総集編1』p188には、胡麻油の製造過程とともに、「夏場ならば、風にのってふんわりと、胡麻油のいい香りが鼻をくすぐる。」とあった。
『ごま油の四季 総集編2』には記載なし。
2.郷土資料の棚から『蒲郡市史 本文編4』『海色サマリー/海色ドロップ』を見てみるが、該当するような記述は見つからず。
3.以前に竹本油脂の沿革について調べたことがあり、その時に『歌見誠一童謡集』に記述があったと思ったので確認すると、p96「おぼろ夜」という童謡の中で「駅の方から、遠くから、胡麻の匂ひがして来ます。」と謡われていた。またp108~「歌見さんとのこと」という解説のなかで「竹本さんから流れるあの香ばしい胡麻の匂いを詠んだ」と書かれている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 油脂類 (576 10版)
- 年中行事.祭礼 (386 10版)
- 参考資料
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①竹本油脂株式会社の沿革と、どうして蒲郡でゴマ油が作られるようになったのか知りたい。②また、社史などあれば見たい。(蒲郡市立図書館).
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000006-I000081149-00 -
ごま油の四季編集室 [編] , 竹本油脂株式会社. ごま油の四季 総集編 1986-1995. 竹本油脂ごま油事業部, 1996.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024826549-00 -
ごま油の四季編集室 [編] , 竹本油脂株式会社. ごま油の四季 総集編 第2号 (1996-2003). 竹本油脂ごま油事業部, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024826608-00 - ごま油の四季 2006秋の号(81),横山 せつ子∥編集,竹本油脂,2006,特別企画 香りますか、ごま油, ○本胡麻油のふるさと、蒲郡をたずねて,キッチンにはいつもごま油, 蒲郡のおいしい名産篇,頒価不明
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小林林之助 編 , 歌見, 誠一, 1911- , 小林, 林之助, 1920-. 歌見誠一童謡集. ランル社, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002174143-00 -
蒲郡市史編さん事業実行委員会 編 , 蒲郡市. 蒲郡市史 本文編 4(現代編). 蒲郡市, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008182187-00 - 海色サマリー/海色ドロップ,蒲郡で最高の一日を,市勢要覧編/観光案内編,〔蒲郡市観光商工課∥編集〕,〔蒲郡市観光協会∥編集〕,蒲郡市観光商工課,蒲郡市観光協会,2017.3
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①竹本油脂株式会社の沿革と、どうして蒲郡でゴマ油が作られるようになったのか知りたい。②また、社史などあれば見たい。(蒲郡市立図書館).
- キーワード
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- 胡麻油
- 俗信
- 天気
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 担当した司書が以前に竹本油脂の沿革を調べたことがあった。
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000244045