レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/10/31
- 登録日時
- 2024/04/24 00:30
- 更新日時
- 2024/04/24 00:30
- 管理番号
- 6001063517
- 質問
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解決
遺伝子検査が一般化する以前の親子鑑定の方法について知りたい。
- 回答
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以下の資料に掲載されていた。
・『家族法大系 第4 親子』(中川善之助教授還暦記念家族法大系刊行委員会/編 有斐閣 1960)
p.90-91
「認知の訴における父子関係の証明(片山金章)」に「今日一般におこなわれている検査方法は、身体の各部、たとえば頭蓋、眉毛、眼、耳、鼻、口、頤、額などの特徴を比較したり、また指紋、足紋、手のひらの線、足のひらを調べたり、その他、脊柱のレントゲン検査(genetische Wirbelsäulenvergleich)、遺伝的疾患の調査および味覚検査などをおこなう。」とある。
・『血液型による親子鑑定』(松本秀雄/著 有斐閣 1985.4)
p.ii-iii
巻頭の「序にかえて」に「古くから親子鑑定に用いられてきた「顔かたちの似かより方の程度」によって判断する人類学的検査(司法関係者の中には”骨相学的検査法”という表現を用いる人もある)や、指紋、掌紋のような皮膚紋理にみられる特徴を鑑定の項目に加え、これらの検査成績を血液型と同じレベルで評価するという考え方が残っているように思われる。」とある。
また、p.10-11に人類学的検査法と皮膚紋理について解説がある。
・『血液型は語る:親子鑑定と日本人の起源 (ポピュラーサイエンス)』(松本秀雄/著 裳華房 1990.5)
p.9
「1.血液型による親子鑑定」に「親子鑑定には顔貌が似ている、似ていないということに基づいて判断する人類学的検査法(顔貌の相似率)や手のひらにある指紋や手掌紋、足のかかとのうらにある足蹠紋などを含めた皮膚紋理などが用いられてきた。」とある。
[事例作成日:2023年10月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 10版)
- 行政 (317 10版)
- 司法.訴訟手続法 (327 10版)
- 参考資料
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- B10525809 家族法大系 第4 中川善之助教授還暦記念家族法大系刊行委員会∥編 有斐閣 1960 中川善之助教授還暦記念家族法大系刊行委員会∥編 有斐閣 1960 464/163/# (90-91)
- B10513290 血液型による親子鑑定 松本/秀雄∥著 有斐閣 1985.4 松本/秀雄∥著 有斐閣 1985.4 498.9/21/ 4-641-03613-6 (ii-iii,10-11)
- B10000303 血液型は語る 松本/秀雄∥著 裳華房 1990.5 松本/秀雄∥著 裳華房 1990.5 491.3/4N/(2) 4-7853-8531-6 (9)
- キーワード
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- 親子鑑定
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000349417