レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年06月29日
- 登録日時
- 2022/03/15 17:40
- 更新日時
- 2022/07/14 14:57
- 管理番号
- 埼熊-2021-084
- 質問
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解決
江戸時代の訴訟制度における「公事宿」の役割について詳しく知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『公事師・公事宿の研究』(滝川政次郎著 赤坂書院 1984)
p97-175「第二編 公事師・公事宿概説」
p145-152「第六章 江戸の公事宿」
p152-154「第七章 大阪の郷宿」
p154-159「第八章 公事宿の活動」
p177-460「第三編 京都の公事宿二条陣屋の研究」
p257-280「第三章 公事宿としての二条陣屋」
『日本の社会史 第5巻 裁判と規範』(朝尾直弘[ほか]編集 岩波書店 1987)
p317-349「内済と公事宿」
『百姓の主張 訴訟と和解の江戸時代』(渡辺尚志著 柏書房 2009)
p52 公事宿についての記述あり。
『紛争と訴訟の文化史』(歴史学研究会編 青木書店 2000)
p181「江戸訴訟の厳しさは、一家の働き手で村のリーダーの関係者が拘束されるだけでなく、江戸公事宿での滞在を命じられているため訴訟が長期化すればするほど費用がうなぎのぼりに増加していくことにある。」とあり。
『近世民事訴訟法史 続 法制史論集 第9巻』(石井良助著 創文社 1985)
p345「訴訟のために江戸に到着した者は、その宿を奉行所に届出なければならない。この宿はすなわち公事宿であるが、(略)」とあり。
『世界大百科事典 2005年改訂版 8(ク-ケホ)』
p72-73「くじやど 公事宿」
- 回答プロセス
-
1 参考図書を調べる。
2 自館目録を〈公事宿〉〈江戸 & 訴訟〉で検索する。
3 NDC分類〈322〉の棚にあたる。
4 《国立国会図書館リサーチ・ナビ》( http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国立国会図書館)にあたる。
《国立国会図書館レファレンス協同データベース》「江戸時代の旅人宿(公事宿[くじやど])のリストをまとめたものはないか。」
(埼玉県立久喜図書館 http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000029931 )
5 4の情報の参考資料を確認する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年6月30日。
- 事前調査事項
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『江戸の訴訟』(高橋敏著 岩波書店 1996)
- NDC
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- 司法.訴訟手続法 (327 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 法制史 (322 9版)
- 参考資料
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- 『公事師・公事宿の研究』(滝川政次郎著 赤坂書院 1984) , ISBN 4795235031
- 『日本の社会史 第5巻 裁判と規範』(朝尾直弘ほか編集 岩波書店 1987) , ISBN 4000040251
- 『百姓の主張 訴訟と和解の江戸時代』(渡辺尚志著 柏書房 2009) , ISBN 9784760136858
- 『紛争と訴訟の文化史』(歴史学研究会編 青木書店 2000) , ISBN 4250990540
- 『近世民事訴訟法史 続 法制史論集 第9巻』(石井良助著 創文社 1985)
- 『世界大百科事典 2005年改訂版 8(ク-ケホ)』 , ISBN 4582032001
- キーワード
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- 司法制度-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000313627