レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/11/30
- 登録日時
- 2012/03/15 02:00
- 更新日時
- 2012/06/03 16:13
- 管理番号
- 埼久-2011-092
- 質問
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解決
日照権について知りたい。建築物の場合、一日の日照時間の規定はあるのか。
- 回答
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建築基準法第56条別表4、埼玉県建築基準法施行条例第8条の2により、2~5時間以上の日影をもたらす建築物の建設は制限される。
用途地域、容積率、敷地からの距離により時間数が決まり、冬至の8時~16時の日影が基準となる。
以下の資料を紹介する。
1 総合的に日照権の説明がされている資料
『日照・眺望・騒音の法律紛争』
日照・眺望・騒音をめぐる法律問題を扱っている。
『日常生活を公害から守る法律知識』
p26-96 実例公害相談として日照阻害・通風阻害について具体的な例をあげている。
『日照権問題解決の理論と実務』
日照権を取り巻く法律について様々な観点から記述されている。
2 建築基準法と日照権について記述がある資料
『図解よくわかる建築基準法』
p102-104 日影による高さ制限 法56条の2
『図解建築基準法令早わかり 第2版』
p111-113 法56条の2解説、日影規制について
p252-253 別表第4 日影による中高層の建築物の制限、法56条、56条の2関係
3 判例のある資料
『日照権の理論と裁判』
日照権裁判の事例集
『日照権訴訟の実務』
日照権についての説明と裁判事例について記述されている。
『日常生活の法律全集』
p398-400 住宅環境とトラブルとして、日影規制について実例をあげて説明している。
『日照権の手引』
日照権をめぐる問題について調査・研究した資料。
- 回答プロセス
-
「埼玉県建築基準法施行条例 第8条」に日影による高さ制限があることがわかる。
インターネットで日照権を検索すると、多数のウェブサイトがヒットする。
「法テラス」を紹介して解決の制度や手続きが確認できることをお知らせする。
- 事前調査事項
- NDC
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- 法律 (320 9版)
- 建築学 (520 9版)
- 参考資料
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- 『日照・眺望・騒音の法律紛争』(好美清光著 有斐閣 1989)
- 『日常生活を公害から守る法律知識』(上原学著 日本経営指導センター 1981)
- 『日照権問題解決の理論と実務』(鵜野和夫著 清文社 1980)
- 『図解よくわかる建築基準法』(鈴木ひとみ著 日本実業出版社 2003)
- 『図解建築基準法令早わかり 第2版』(勝田三良編 オーム社 2006)
- 『日照権の理論と裁判』(五十嵐敬喜著 三省堂 1980)
- 『日照権訴訟の実務』(山口和男編 新日本法規 1980)
- 『日常生活の法律全集』(自由国民社 2007)
- 『日照権の手引』(大阪弁護士会 1981)
- キーワード
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- 日照権
- 建築基準
- 照会先
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- 法テラス
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000103672