レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/11/18
- 登録日時
- 2023/12/13 00:30
- 更新日時
- 2023/12/13 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-230154
- 質問
-
解決
仙台藩の市中引き回しの際の経路を知りたい。また、経路の中に「片平丁脇丁」という地名があるようだが、現在ではどこにあたるか。
- 回答
-
1 市中引き回しの経路については、下記資料に掲載されています。※【 】内は当館請求記号です。
資料1 高倉淳著『仙台藩犯科帳』今野印刷, 1995年【K326/95Y】
pp.30-33「市中引き回し」の項
牢から七北田刑場までの経路と、経路を示した地図が掲載されています。
2 片平丁脇丁については、下記資料に掲載されています。
資料2 三原良吉「仙台藩に於ける死刑囚の寺町引晒に就て」『仙臺郷土研究』8巻3号, 無一文舘書店, 1938年【PK201/セ】
p.6「(前略)片平丁脇丁とあるのはこの角田邸と岩出山邸に挟まれた横丁、今の金属材料研究所のある通りで俗に弾正横丁と云つたのは西角の岩出山邸から来てゐる。こゝを東へ北目町に向かって凄惨な行列が通るのである。」
3 また下記の資料に「弾正横丁」に関する記載がありましたので、参考までに御案内します。
資料3 東北大学百年史編集委員会編『東北大学百年史』1, 東北大学研究教育振興財団, 2007年【K377/ト3-6/1】
p.216「図2-1 金属材料研究所建物配置図(昭和4年)」
地図の中に「弾正横丁」の記載があります。
資料4 菊地勝之助著『仙台地名考』修正増補. 宝文堂, 1971年【K292.5/キ1-2】
pp.159-160「(3)伊勢屋横丁(いせやよこちょう)」の項
p.160「次に伊勢屋横丁の南突き当たりより、金属材料研究所の前を東西に通っている横丁を、弾正横丁と呼んでいる。この通りの片平町東南角に岩出山の邑主伊達弾正の屋敷が、開府以来ここに置かれているので、この町名が生れたのである。」
資料5 イーピー風の時編集部編『仙台地図さんぽ : 江戸時代の仙台を歩く』第5版<改訂>. イーピー風の時編集部, 2016年【K292.5/166】
pp.38-39「17 大町界隈」の項
p.38の地図C-3付近に、「伊達弾正殿」の記載があります。
なお、下記の地図には旧町名・通名が書き込まれており、現在の位置を確認することができます。
資料6 仙台市史編さん委員会編『仙台市史』特別編4, 仙台市, 1997年【K225/セ1-13/25B】
付録「市街地(旧仙台城下)の旧町名・通名」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 法制史 (322 9版)
- 参考資料
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- 高倉 淳/著. 仙台藩犯科帳. 今野印刷, 1995.11【K326/1995.Y】:
- 仙臺郷土研究会. 仙臺郷土研究 . 無一文舘書店, 1938【PK201/セ】:
- 東北大学百年史編集委員会/編. 東北大学百年史 1. 東北大学研究教育振興財団, 2007.10【K377/ト3-6/イ1】:
- 菊地 勝之助/著. 仙台地名考 修正増補. 宝文堂, 1971【K292.5/キ1-2】:
- イーピー風の時編集部/企画・編集 木村浩二/解説執筆. 仙台地図さんぽ. イーピー風の時編集部, 2016.6【K292.5/2016.6】:
- 仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 特別編4. 仙台市, 1997.3【K225/セ1-13/25B】:
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000343386