レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年01月11日
- 登録日時
- 2022/01/11 16:57
- 更新日時
- 2022/10/17 17:11
- 管理番号
- 20220111-1
- 質問
-
解決
日本初のゴルフ場・神戸ゴルフ倶楽部について知りたい。
- 回答
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以下の資料がみつかった。
<図書>
『外国人居留地と神戸 神戸開港150年によせて』田井玲子 神戸新聞総合出版センター , 2013.11
本館請求記号:216.4-Ta21
p.94-97 第4章「神戸の外国人たち」5節(1) ※グルームとその活動について記述あり。
p.110-116 第5章「スポーツと娯楽・暮らし」2節(1)
※六甲山をめぐるスポーツについての記述あり。神戸ゴルフ倶楽部の写真も掲載されている。
『日本のゴルフ史』西村貫一 著 (文友堂, 1930) (国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館/図書館・個人送信限定)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1176681 (2022/08/26 確認)
目次:第一章 神戶ゴルフ倶樂部
目次:各年代に表はれたる神戶ゴルフ倶樂部
<神戸ゴルフ倶楽部による編纂資料>
『神戸ゴルフ倶楽部史』三杉隆敏編集 神戸ゴルフ倶楽部, 1966.9
『神戸ゴルフ倶楽部100年の歩み』神戸ゴルフ倶楽部100年史編集委員会編 神戸ゴルフ倶楽部 2003.11
<地誌>
『日本図誌大系 近畿Ⅰ(普及版)』 普及版. - 東京 : 朝倉書店 , 2011.9
本館請求記号:291-N21 近畿-1
p.143-146 明治18年、大正12年、昭和10年・42年の六甲山(ゴルフ場周辺含む)の地形図が掲載されている。
p.147 A.H.グルーム(神戸ゴルフ倶楽部創設者)がゴルフ場を建設したことについて解説がある。
p.147 図①に「大正初期の六甲山頂集落」があり、その引用元が『日本ゴルフ史』とあるが引用元の書誌情報は不明である。『日本のゴルフ史』の誤りか。)
<地図>
時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」(埼玉大学教育学部)
https://ktgis.net/kjmapw/ (2022/08/26 確認)
最も古い地図は、ゴルフ場完成後の明治43年測図。
<論文・記事>
上垣 智弘 , 安島 博幸「六甲山における外国人別荘地の成立と展開」『都市計画論文集』25(0), 313-318, 1990
※ゴルフ場開発前の六甲山の状態に関する記述が見つかった。
その他、国会図書館デジタルコレクションで「神戸ゴルフ倶楽部」を全文検索にかけたところ『うんてい : 奈良県立図書情報館報』(7),2015の「奈良公園史編纂資料」の紹介記事の中にかつて奈良公園内にゴルフ場を建設する計画があり、その際に神戸ゴルフ倶楽部を調査した形跡があるとの記述が見つかった。可能性は低いが公園史・年史に関する書籍の中に神戸ゴルフ倶楽部に書かれた記事が見つかるかもしれない。またOPACやCiNiiを活用する際には「神戸 外国人居留地」「神戸外国倶楽部」等、検索語を工夫してみるようにアドバイスした。
<Webサイト>
日本で最初のゴルフコース誕生(神戸ゴルフ倶楽部)
https://kobegc.or.jp/history/ (2021/01/11 確認)
「1901(明治34)年の秋に最初の4ホールが完成した。」その後、「1903(明治36)年2月27日、神戸商工会議所で「神戸ゴルフ倶楽部」の創立総会が開かれた。」
- 回答プロセス
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<利用者からの問い>
1903年(明治36年)に六甲山上に造られた日本初のゴルフ場・神戸ゴルフ倶楽部について調べている。
何故そこにゴルフ場が造られたかについて、地理的条件(地図・地形図・写真等)や背景(史料等)が書かれた資料が欲しいが、調査が難航している。
<キーワードの選択>
「神戸ゴルフ倶楽部」「ゴルフ場」に加え、「六甲山 開発」「六甲山 グルーム」などで検索。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 近畿地方 (216)
- 球技 (783)
- 参考資料
- キーワード
-
- 神戸ゴルフ倶楽部
- ゴルフ場
- 六甲山
- グルーム
- Groom
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000310523