レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年12月28日
- 登録日時
- 2011/01/12 19:02
- 更新日時
- 2011/01/21 14:38
- 管理番号
- 福井県図-20101228
- 質問
-
解決
しみ抜きを商売にした日本最初の人物が知りたい。また、染織やしみ抜きの歴史が知りたい。
- 回答
-
洗濯業は室町時代に染物屋が副業で洗濯を請けていたが、専業になるのは江戸時代。この頃の洗濯は灰汁を使い主に木綿の着物を洗っていた。「外国人衣類仕洗張」という営業許可書が出されたのは1859(安政6)年横浜の青木屋忠七でクリーニング業第一号とされている。但しドライクリ-ニングは白洋舎の創立者五十嵐建治が創始者であり1906(明治39)年開業した。
なお、染織に関しては、推古天皇の時代に貴族の冠を染めた記録があるが、染物職人は室町時代末期に現れたとされる。ただ、縄文時代から貝紫の染色があったとされることから紀元前から存在していたもよう。また、平安期の『延喜式』(905年編纂開始,927年撰進)が藍染めに言及しているらしい。
- 回答プロセス
-
染織、クリーニング、しみ抜きで検索する。
請求記号であたりをつけブラウジング。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本語 (031 8版)
- 染織工芸 (753 8版)
- 衣服.裁縫 (593 8版)
- 参考資料
-
- 『日本初めて話題事典』ぎょうせい 1998 ISBN:4-324-05361-8 (当館資料コード:1013015969 請求記号:031.4/ニホン)
- 『藍染め』日本放送出版協会 2007 ISBN:4-14-081208-7 (当館資料コード:1015094087 請求記号:753.8/ニホン)
- 『ものごとのルーツがわかる事典』明日香出版社 1993 ISBN:4-87030-568-2 (当館資料コード:1018166288 請求記号:031.4/ミヤソ)
- 『古代染色二千年の謎とその秘訣』山崎青樹/著 美術出版社 2001 ISBN:4-568-14072-2 (当館資料コード:1013862642 請求記号:753.8/ヤマサ)
- 『被服学辞典』朝倉書店 1997 ISBN:4-254-62009-8 (当館資料コード:1012837124 請求記号:593/ヒフク)
- 『織りと染めの歴史 西洋編』佐野敬彦/著 昭和堂 1999 ISBN:4-8122-9926-8 (当館資料コード:1013301450 請求記号:753.2/サノ)
- 『織りと染めの歴史 日本編』河上繁樹/著 昭和堂 1999 ISBN:4-8122-9925-X (当館資料コード:1013301443 請求記号:753.2/カワカ)
- 『クリーニング深・進化論』橋本英夫/著 日本図書刊行会 1998 ISBN:4-89039-821-X (当館資料コード:1013181928 請求記号:673.9/ハシモ)
- キーワード
-
- シミ抜き(染み抜き)
- クリーニング
- 染織
- 染色
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000076421