レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/11/15
- 登録日時
- 2024/09/07 00:30
- 更新日時
- 2024/09/07 00:30
- 管理番号
- 小寺池図書館R1001387
- 質問
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解決
順法闘争について書かれた本を読みたい
(国労や上尾事件に関係あると思うとのこと)
- 回答
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参考資料(1)「日本労働運動史事典 」、(2)「鉄道歴史読本」、(3) 「鬼が嗤う」を提供し、Web公開されていた論文「上尾事件と国労高崎」長澤淑夫2011を紹介した(※論文中で言及のあった「箱族の街」はすでに府立から借りておられた。同じく上尾事件に言及のあるものとしてふれられている参考資料(4)「日本の200年 下」も提供した。)また「順法闘争」「上尾事件」のCiNii検索結果を参考までに示した。
→提供資料を一通り確認され、参考資料の所在確認票を持ち帰られた。
- 回答プロセス
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労働運動史の中の出来事とのことだったので、件名から参考資料(1)「労働争議の戦術の一つ。~古くは、日鉄矯正会の戦術として採用された事があるが、戦後の最初の事例として、1950年に国労が実施した職場規律確立運動があげられる。~また1970年代に国労、動労が多用した順法闘争では、車掌の場合にはホームの安全を十分に確認してドアの開閉を行う、運転士は信号が赤の場合は必ず一旦停止を行う、などの手法がとられた。~こうした戦術を多用したのは公労法によりストライキが禁止されていたためであった。ただ、順法闘争は利用者に大きな迷惑を及ぼすことになり、首都圏国電暴動事件や上尾暴動などの引き金にもなった」の記載を利用者に確認してもらい、提供した。動労青年部長だった松崎明氏の著書参考資料(3)、鉄道史より参考資料(2)を同様に利用者に確認してもらい、提供した。
合わせてCiNiiで順法闘争や上尾事件で検索し、Web公開されているものを紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 労働経済.労働問題 (366 10版)
- 鉄道運輸 (686 10版)
- 参考資料
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- 日本労働運動史事典 高木郁朗/監修∥教育文化協会/編 明石書店 2015.9 366.621 , ISBN 978-4-7503-4247-4 (p161-162)
- 鉄道歴史読本 梅原淳/著 朝日新聞出版 2009.3 686.21 , ISBN 978-4-02-261604-3 (p254-267)
- 鬼が嗤う 松崎明/著 西田書店 2002.7 366.621 , ISBN 4-88866-353-X (p118-120)
- 日本の200年 下 アンドルー・ゴードン/[著]∥森谷文昭/訳 みすず書房 2013.4 210.58 , ISBN 978-4-622-07697-1 (p622)
- 千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/ 2023/11/9 (上記より「上尾事件」で検索した)
- キーワード
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- 順法闘争
- 上尾事件
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 社会科学
- 内容種別
- 一般資料
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000355304