レファレンス事例詳細

1. キーワード「携帯電話×カメラ」などでインターネット検索。Wikipedia等で、カメラ付き携帯電話はおよそ1999年頃から市場に出たことなどを把握する。

2. キーワード「携帯電話」「携帯」「スマートフォン」「スマホ」「カメラ」などの組み合わせで所蔵検索。思うような資料はヒットしない。

3. 白書コーナーにて携帯電話に関連がありそうな白書を探す。（1）（2）に、各年のカメラ付き携帯電話の主に利用統計などに関する情報を確認する。その年々のおおまかな性能・機能・利用状況などがうかがえる。

4. 分類番号694（電気通信事業）の書架にてブラウジング。（3）（4）に2000年代前半の該当経緯記述あり。

5. 2000年代以降のバックナンバーがある所蔵雑誌で、該当する記事があるような資料を探す。カメラ雑誌として（5）、経済誌として（6
）をピックアップ。

6. （5）は「日本カメラ博物館JCIIライブラリー」の写真雑誌記事検索にて、雑誌名「アサヒカメラ」、キーワード「携帯」「電話」「スマートフォン」「スマホ」、発行年などで検索すると、以下のような記事がヒット。
“カメラ付き携帯が変える写真の世界” 88巻1号(914) 2003年1月
“カメラつき携帯電話最新事情” 90巻8号(945) 2005年8月
“最新携帯電話デジカメの実力” 92巻9号(970) 2007年9月
“Q & A 携帯電話の内蔵カメラの性能は? ” 95巻1号(998) 2010年1月
現物に当たると、該当記事掲載のある号には、それぞれその時期の携帯電話の広告があり、それも参考となる。

7. （6）はCiNii Researchにて刊行物名「エコノミスト」キーワード「携帯」「電話」「スマートフォン」「スマホ」、発行年などで検索。
“カメラ付き携帯電話 「電話付きカメラ」?デジカメとのあやふやな境界線” 81巻58号, 2003-11-18号　などの
経済・技術記事における該当記事がヒットする。当館所蔵号の閲覧可能。

8. その他、掲載のありそうな日経新聞社の経済記事は「日経BP記事検索サービス」「日経テレコン」などのデータベースで探すのが有効かと紹介。利用可能な他館ホームページを確認する。近隣では、日経BP・日経テレコンは大阪府立中之島図書館などで利用できる。

以上、所蔵資料と所蔵巻号、利用方法、他館契約データベースの紹介、記事索引の調査方法などの案内をおこないました。