レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/08/22
- 登録日時
- 2025/03/28 00:31
- 更新日時
- 2025/03/28 00:31
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-240139
- 質問
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解決
中国文学や辞書の編纂に携わっている「藤堂明保」が亡くなったとき、妻が夫「藤堂明保」におくった短歌か詩があるときいた。それが載っている資料はないか。もしくは夫が妻におくったかもしれない。
- 回答
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下記の資料に記載がありました。※【 】内は当館の請求記号です。
資料1 藤堂里子 著『花落ちていまだ掃かず』徳間書店, 1987年【289.1/ト34】
pp.155-202「第五章 勇敢な辞職を機に」の項
pp.200-202「(前略)ホテルへ帰る道すがら、詩を聞かせてくれました。(中略)夫が亡くなったあと、敦煌の月を思い出し、あのときの詩はなにだったのだろうと調べてみましたが、郭茂倩(かくもせん)の『楽府(がふ)詩集』のなかの「艶歌何嘗行」でした。(後略)」
上記は、二人で中国に旅行した際、敦煌で藤堂明保氏が妻・里子夫人に聞かせた詩になります。
pp.203-242「第六章 お便りください」の項
p.242「私も今日また、夫への手紙をしたためています。(中略)悲しめば 仏も涙す 春の宵 こんな句ができましたが、夫からどんな返歌が届くでしょうか。(後略)」
上掲の句は、夫が亡きあと、里子夫人が夫への手紙をしたためていくなかでできた句として紹介しています。
資料2 中津浜渉 著『楽府詩集の研究』汲古書院, 1970年【921.4/ナ1】
p.275 「艶歌何嘗行四解」の項
『楽府詩集』に収められた「艶歌何嘗行」の原文の記載があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 藤堂里子/著. 花落ちていまだ掃かず. 徳間書店, 1987.2【289.1/ト 34】:
- 中津浜 渉/著. 楽府詩集の研究. 汲古書院, 1970【921.4/ナ1】:
- キーワード
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- 藤堂, 里子(トウドウ, サトコ)
- 藤堂, 明保(トウドウ, アキヤス)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000365413