レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年04月17日
- 登録日時
- 2024/04/23 13:03
- 更新日時
- 2024/04/30 21:23
- 管理番号
- 県立長野-24-015
- 質問
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解決
菅江真澄著「くめじのはし」に登場する馬禅長についてわかる資料はあるか。本名、生没年、職業などが知りたい。
- 回答
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次の資料に馬禅長に関する記述がみられる。
『長野県歴史人物大事典』神津良子編 郷土出版社 1989【N283/13】
p.646「馬島禅長」の項目があり、解説文から碑文などに見える「馬禅長」がこの人物であることがわかる。また、この項目から確認できる事項は次のとおり。
職業:江戸後期の書家、大勧進の医師
生没年:1719年(享保4年)から1793年(寛政5年)
幼名:玄遷
号:善長、安棲、禅長、安、犀川など『信濃人物誌』村沢武夫著 信濃人物誌刊行会事務所 1962【N280/63】【国立国会図書館デジタルコレクション/図書館・個人送信限定】[最終確認日 2024.04.23]
p.394に「馬島善長」の項目があり、上記『長野県歴史人物大事典』とほぼ同一の内容が記されている。『長野市の筆塚 第1集』信学会民俗資料館編 信学会 1982【N212/204/1】
p.17-18「馬島禅長・元長」
馬島禅長とその子、元長の筆塚に関する項目で、碑文の翻刻と内容の要点が記されており、次のことがわかりる。
・馬島家が代々眼医であること
・禅長が36歳の時に大勧進の侍医を弟に譲り書に専念したこと
・寛政5年4月20日に74歳没したこと「犀川、馬島禅長」『信濃』第1次7巻第4号【国立国会図書館デジタルコレクション/図書館・個人送信限定】[最終確認日 2024.04.23]
『長野市誌 第8巻』長野市誌編さん委員会編 長野市 1997【N212/318/8】
この号の表紙にあたるページに上記筆塚の翻刻文が掲載されており、それに対する解説に、「善光寺、即ち長野市の生むだ著名の書家の一人、楷行草は勿論篆書は堂に入つたもの、画も書いたが殊に墨竹に妙を得優に専門家の域に入つて居る」とある。上記善光寺領横沢町を町域に含む旧長野町の項目中p.152に次の記述がある。
馬島玄也は大勧進侍医で、高井几菫門。書家馬善長としても知られ明和七年(一七七〇)、「定額山奉納四十八願法楽」を善光寺へ奉納した。
『長野市誌 第4巻』長野市誌編さん委員会編 長野市 2004【N212/318/4】
p.468-470「善光寺境内の碑文」の項目中にp.469に馬島禅長と子元長の筆塚に関する記述があり、職業について「眼医で書家」とある。依田康資著「馬禅長筆『定額山奉納四十八願俳隷法楽』」『長野』第38号1971 p.32-34
馬禅長が横沢町に居住していたこと、高名な書家であると紹介されており、「箱清水の馬島さん宅」で聞いた話として、馬島家は「木曽から松代藩真島へ移り、その後善光寺領横沢町へ移った」とある。
- 回答プロセス
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1 依頼者調査済資料を確認する
解説まで含めて参照したが明確な手がかりは得られなかった。
2 人物事典を参照する
・『日本仏教人名辞典』日本仏教人名辞典編纂委員会編 法蔵館 1992【180.33/ニホ】
冠字画引の「馬」に「うま」「バ」「メ」を参照するように案内されていましたが、それぞれの項目に「馬禅長」の文字は確認できなかった。このほかの事典も同様に「ウ」「バ」「メ」で始まる項目の索引等を参照した。
・『長野県歴史人物大事典』(回答記載)
・『角川日本姓氏歴史人物大辞典 20 長野県』角川書店 1996【N288/158】
3 郷土史研究雑誌の記述を探す
・長野郷土誌研究会『長野』「長野 郷土史研究会機関誌「長野」全総目次 創刊号~227号」[最終確認日 2024.04.23]
目次がテキストで公開されているため、ブラウザのページ内検索機能で「馬禅長」「禅長」のキーワードで検索したところ、回答の新聞記事が確認できた。
・信濃史学会「『信濃』論文検索」[最終確認日 2024.04.23]
「馬禅長」「禅長」のキーワードで検索するも、該当記事は確認できない。
4 3で確認できた「馬島[ましま]」の読みでもう一度2の人物事典を参照する<その他調査資料>
次の資料を参照したが、回答に関連のある記述は確認できなかった。
・『更北地区人物誌』長谷部好一著 龍鳳書房 2021【N283/46】
・『更級郡・埴科郡人名辞書』信濃教育会更級部会編 象山社 1978【N280.3/2-1】
・『更級埴科地方誌 第3巻近世編 下』更級埴科地方誌刊行会編・刊 1981【N215/32/3-2】
「更埴地方の文化」の項目の目次及び人名が書かれた表等を参照したが、「禅長」の文字は確認できなかった。
- 事前調査事項
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『菅江真澄全集第1巻』菅江真澄著 未来社 1971【081.5/スマ/1】p.174に出てくるとのこと。
- NDC
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- 中部地方 (215)
- 個人伝記 (289)
- 参考資料
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赤羽篤 [ほか]編. 長野県歴史人物大事典. 郷土出版社, 1989.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002021352 , ISBN 4-87663-126-3 -
村沢武夫 編. 信濃人物誌. 信濃人物誌刊行会事務所, 1962.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001034734 -
信学会民俗資料館/編. 長野市の筆塚 第1集. 信学会, 1982.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111005010035890 -
長野市誌編さん委員会 編集. 長野市誌 第8巻. 長野市, 1997.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I32111100475824 -
長野市誌編さん委員会 編集. 長野市誌 第4巻. 長野市, 2004.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I32111100850608
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赤羽篤 [ほか]編. 長野県歴史人物大事典. 郷土出版社, 1989.
- キーワード
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- 馬島禅長
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000349348