レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/12/28
- 登録日時
- 2020/03/20 12:55
- 更新日時
- 2021/02/10 09:57
- 管理番号
- 県立長野-19-099
- 質問
-
未解決
宗教・民俗関係をテーマに書籍を出版する長野県地域の出版社を知りたい。また、長野県の社寺数などの統計データに特化した出版を行っている出版社はあるか。
- 回答
-
当館所蔵の『信州の本 図書目録』のうち、平成12(2000)年から平成27(2015)年の資料を調査したが、宗教・民族関係の分野に特化した出版を行っている出版社は確認できなかった。
・『信州の本 図書目録』 長野県出版協会編 長野県出版協会
※長野県出版協会(長野県内の出版社で組織している)の出版物目録。
・No.16(2000) 【N025/16/16】
・No.17(2001) 【N025/16/17】
・No.18(2002) 【N025/16/18】
・No.19(2003) 【N025/16/19】
・No.20(2004) 【N025/16/20】
・No.21(2005) 【N025/16/21】
・No.22(2006) 【N025/16/22】
・No.23(2007) 【N025/16/23】
・No.24(2008) 【N025/16/24】
・No.25(2009) 【N025/16/25】
・No.26(2011) 【N025/16/26】
・No.27(2013) 【N025/16/27】
・No.28(2015) 【N025/16/28】 (※No.28はジャンル索引あり。)
平成12(2000)年以降の出版物で、祭礼、伝説、信仰風俗、宗教などの内容を含む書籍を刊行した出版社は以下の通り。
ほとんどの出版社が、宗教・民俗関係の分野に限らず、他分野(芸術・文芸など)の書籍も刊行している。
※出版社の紹介文の一部は『信州の本』を参考に記入。
※社名を変更している出版社があるため、上記資料で最後に掲載された号の社名で記入。
※現在は営業していない出版社及び、営業形態が変わった出版社(営業しているが書籍の取扱いは行っていないなど)も含む。
1.祭礼、伝説、信仰風俗、宗教などの内容を含む書籍を刊行している出版社(五十音順)
「アース工坊」
所在地は長野市。前身は「信濃路出版」。『信州の本』は2001年以降掲載なし。
「カシヨ出版センター」
所在地は長野市。信州の文化や歴史をテーマとした出版を目指し活動している。
「株式会社 新葉社」
所在地は飯田市。信州をフィールドに出版を展開。『信州の本』の掲載は2005年~2011年。
「川辺書林」
所在地は長野市。社会ルポ・環境・食・農林業を中心に展開。『信州の本』は2015年から掲載なし。
「郷土出版社」
所在地は松本市。全国を対象に展開しているシリーズ及び、長野県関係、地方にこだわった書籍を出版。『信州の本』は2011年以降掲載なし。
「信濃毎日新聞社」
所在地は長野市。山岳、自然、料理、文芸など全県的な話題を中心に幅広い分野で出版。速報性の高い新聞社ならではの書籍も刊行している。
「信州教育出版社」
所在地は長野市。前身は「信濃教育会出版部」。郷土に根ざした教育図書などを刊行。
「信毎書籍出版センター」
所在地は長野市。『長野県史』などを出版するほか、地域に関する書籍などを出版。全国展開できる出版を心がけて活動している。
「須坂新聞社」
所在地は須坂市。新聞発行と出版活動を行う。『信州の本』は2007年以降掲載なし。
「諏訪文化社」
所在地は岡谷市。諏訪地方を中心とした郷土史や機関誌、文学など各種出版物を取り扱う。『信州の本』は2011年以降掲載なし。
「電算出版企画」
所在地は松本市。電算印刷の出版部門として自費出版などを出版している。『信州の本』は2011年以降掲載なし。
「東京法令出版」
所在地は長野市。法規出版社として情報を提供及び、地域教育の発展のため各教科の資料集などを刊行。質問の事項が含まれる『長野市誌』を刊行している。
「ながの二葉書房」
所在地は長野市。地方色ゆたかな本づくりを手がけ、善光寺・道心会の道心叢書などを出版。『信州の本』は2005年以降掲載なし。
「農文協関東甲信越支部長野事務所」
所在地は長野市。前身は「農文協甲信越北陸支部」。農業出版社として出発し、健康、食、農業、教育の4分野を中心に活動を広げ、地方の風土、自然に根ざした出版企画に取り組む。
「ほおずき書籍」
所在地は長野市。遺跡関係の報告書や記念誌、美術書など幅広い分野の書籍を出版している。
「北信ローカル出版センター」
所在地は中野市。北信ローカル新聞の出版部門。地域の歴史や教育、土びな関係の書籍などを出版し、注目を集めたものもある。
「南信州新聞社出版局」
所在地は飯田市。飯田下伊那を中心に新聞を発行。地域の誌史や自費出版などを展開。『信州の本』は2015年以降掲載なし。
「柳沢書苑」
所在地は安曇野市。安曇野地域に根ざした書籍を出版。
「龍鳳書房」
所在地は長野市。地域の歴史、民俗、地理、人物などを中心に出版。出版活動だけでなく、文化講座や各種文化イベントなども開催している。
「令文社」
所在地は長野市。郷土関係図書、全国ネットで法律書、教育図書の出版などを展開している。『信州の本』は2008年以降掲載無し。
2.書名からは判断できないが、祭礼、伝説、信仰風俗、宗教などの内容を含む可能性のある書籍を刊行している出版社(五十音順)
「株式会社 櫟〈いちい〉」
所在地は佐久市。前身は「櫟〈いちい〉出版」。郷土の自然、生活、文化などを伝える本を出版。自費出版なども行う。
「株式会社プラルト」
所在地は松本市。前身は「プラルト」。印刷物全般のほか出版活動も行う。写真集、画集などに力を入れ、県内の風景や風土、人物などを紹介する書籍を出版している。
「株式会社 まちなみカントリープレス」
所在地は長野市。前身は「スポーツジャーナル」「株式会社カントリープレス」。観光情報を発信し、月刊誌『KURA』などを出版。特集記事に、観光情報として「祭事」「寺社」などを特集した巻号がある。
「市民タイムス」
所在地は松本市。新聞を発行する一方、連載コラムや読み物などの出版も行う。
「信州の旅社」
所在地は松本市。季刊誌、月刊誌や書籍の出版を行う。『信州の本』は2006年以降掲載なし。
「ゆにーく 出版部 和広」
所在地は長野市。前身は「和広出版」。『信州の本』は2011年以降掲載なし。
3.長野県の社寺数などの統計データに特化した出版社について
平成12(2000)年以降に社寺数や宗派割合などの宗教に関する統計データを特化して扱う出版社は確認できなかった。
統計情報は行政や各種団体で調査している場合がある。
長野県が調査した統計情報は、下記の資料に記載がある。
<当館所蔵資料>
『長野県統計書 第120回(平成27年)』 長野県編 長野県企画振興部情報政策課統計室 2018 【N350/4/‘15】
「163 新宗派別宗教法人―地方事務所別」 p.303
『ながの県勢要覧 平成29年版』 長野県企画振興部情報政策課統計室編 2018 【N350/8/‘17】
「122 新宗派別宗教法人」 p.131
『長野県所轄宗教法人名簿 平成26年12月31日現在 市町村五十音順』 長野県県民文化部私学・高等教育課[編] 2015 【N165/1/'14】
『長野県神社百年誌』 長野県神社庁編 長野県神社庁 1964 【N170/7】
附録「長野県神社名鑑 昭和三十八年末現在」
『長野県神社庁三十年史』 長野県神社庁三十年史編輯委員会編 長野県神社庁 1977 【N170/10】
附録「長野県神社名鑑 昭和五十一年九月一日現在」
※また、「長野県神社庁」HP【2020.12.19最終確認】から神社名と所在地などが閲覧できる。
当館所蔵の郷土資料の出版者情報を知りたい場合は、当館ホームページ画面の「本・情報をさがす」から「県立図書館の本を検索」を選択し、「詳細検索」で、「キーワード5」「分類」の「分類参照」から調べたい分類を選択する。分類番号の頭に「N(長野県の郷土資料の別置記号)」を入れて検索すると、当館所蔵資料の調べたい分野の郷土資料がヒットする。(例えば、分類番号「N175」は神社・神職、「N386」は年中行事・祭礼に関する本の検索ができる。)書誌情報の中に出版者名が表示される。
「県立長野図書館」HP【2020.12.13最終確認】
- 回答プロセス
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1 『信州の本 図書目録』No.16-No.28を確認する。
2 宗派、社寺数などが掲載された統計情報を確認する。統計情報を含む資料の所蔵はあるが、各種団体が自費出版した資料もあり、宗教などの統計情報の分野に特化した出版社の特定は出来なかった。長野県が発行している『長野県統計書』『ながの県勢要覧』『長野県所轄宗教法人名簿』を紹介する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 一般書誌.全国書誌 (025 10版)
- 統計 (350 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 出版社
- 郷土
- 宗教
- 民俗
- 統計
- 信州学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000276107