レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023.6.4
- 登録日時
- 2024/08/18 16:41
- 更新日時
- 2024/10/02 16:03
- 管理番号
- 2024-8.4
- 質問
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鈴、すずについて、変遷(特に平安時代)や海外(中国など)からの影響などを調べたい。
- 回答
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●当館蔵書から以下を紹介
①『日本史大事典 4 す〜て』
平凡社 1993.8 分類:210.033 ISBN:4-582-13104-2
p.67 鈴 すず の項目あり。文章のみ。
「…平安時代初期に、空海ら入唐八家がもたらした密教法具のレイは金剛鈴と総称され、(略)」
②『日本考古学事典』
田中 琢/編集代表 佐原 真/編集代表 三省堂 2002.5 分類:210.025 ISBN:4-385-15835-5
p.454 鈴 すず 項目あり。文章のみ。
「…、平安時代の東北では家々に土鈴が盛行し、駅鈴など政治的な鈴鐸と共存し、さらに神社の拝殿や神楽用の鈴となる。」
③『平成新編仏教法具図鑑』
有賀 要延/編著 国書刊行会 1993.9 分類:186.4 ISBN:4-336-03511-3
p.230-238 金剛鈴ほかモノクロの図あり
④『日本史モノ事典 続』
平凡社/編 平凡社 2002.8 分類:210.036 ISBN:4-582-12423-2
p.267 鈴 鐸鈴、風鐸、神楽に用いる神鈴 (図は小さい)
⑤『日本音楽大事典』
平凡社 1989.3 分類:768.033 ISBN:4-582-10911-X
p.353 鈴 りん
p.353 鈴 れい
p.355 すず 神楽鈴のモノクロ写真あり
「…鈴を「れい」「りん」と読むときは異なるものをいうことが多く、(略)「すず」は振り鳴らす発音具で、(略)楽器分類法上、振奏体鳴楽器(ラットル)の中の容器状のタイプに属する。(略)平安時代の「鈴の奏」や「鈴の鋼」などの有職に用いられた「鈴」は、この容器状の「すず」の場合が多い。(略)日本で一般的な球状金属製そして一文字の裂け目のある鈴は、五世紀ころ三国時代の朝鮮から伝わったかとみられる。…」
⑥『日本伝統楽器小辞典』
郡司 すみ/編 エイデル研究所 2006.1 分類:768.1 ISBN:4-87168-404-0
p.177 すず(2) (鈴)
語源、構造、歴史、出典、参考文献などの記載あり。歴史として、発祥及び歴史は不詳とし、日本では縄文時代の土鈴が最古で、金属の鈴は古墳時代に出現している、とある。出典として「和名類聚抄」他あり。
p.179 すず(3) (鈴)→かくらすず(神楽鈴)
p.179 すず(4) (鈴)→こんにょう(今饒)
「すず・・・」のつく言葉が他にも掲載され、語源などが説明されている。
⑦『邦楽百科辞典 雅楽から民謡まで』
吉川 英史/監修 音楽之友社 1984.11 分類:768.033 ISBN:4-276-00090-4
p.565 すず 鈴 の項目あり
⑧(雑誌)「日本の美術」 ぎょうせい (第541号 20110610)
「金剛鈴と金剛杵 関根俊一」カラー図版
以上
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (21)
- 音楽.舞踊.バレエ (76)
- 参考資料
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日本史大事典 : セット(第2刷). 平凡社, 1992.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1130000794292428800 , ISBN 4582131077 -
田中琢, 佐原真 [ほか]編. 日本考古学事典. 三省堂, 2002.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003636277 , ISBN 4-385-15835-5 -
日本音楽大事典. 平凡社, 1989.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002005329 , ISBN 4-582-10911-X -
郡司すみ 編. 日本伝統楽器小辞典. エイデル研究所, 2006.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008091177 , ISBN 4-87168-404-0
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日本史大事典 : セット(第2刷). 平凡社, 1992.
- キーワード
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- すず
- 鈴
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000354560