レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/12/12
- 登録日時
- 2026/01/20 00:30
- 更新日時
- 2026/02/18 00:39
- 管理番号
- R1015872
- 質問
-
解決
大阪で昭和初期に張子の郷土玩具を製作していた「中村新太郎」についてわかる資料が見たい。
- 回答
-
以下の資料を紹介しました。
※■は図書を、□は雑誌を示しています。
■伊藤廣之「大阪の張子玩具職人関係資料『柴垣清メモ』について」『大阪歴史博物館 研究紀要』<16>(大阪歴史/編 大阪歴史博物館 2018.3)
大阪市立博物館に寄附された「柴垣コレクション(郷土玩具関係資料)」の内、『張人形諸控』に関する調査の記録です。中村新太郎について以下の記述があります。
p.67-72
「通称:河新 名前:中村新太郎 住所その他:天王寺区、相撲取屋(清水寺北門)ノ権利ヲ買ッテ河新ガ相撲取ヲ作ッタ」
「張物ネリ物製造家系統」図が掲載されており、「河新(中村)」は「河宇(河内屋宇平衛)」の直系として書かれています。
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/11624576 (2025/12/12現在)
□遂明山荘「おもちゃ十七文字批判興行」『郷土秘玩』1(5)(郷土秘玩社 1932.9)
こちらの資料は当館に所蔵がありません。
国立国会図書館デジタルコレクション(図書館・個人送信サービス)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1472808(2025/12/12現在)
p.21に「現在、残ってゐる張子屋の中村新太郎は、川の字の身内で川新と稱し…」とあります。
p.22に「(蒐集家曰)今猶製作を繼續してるのは、(中略)天王寺區下寺町中村新太郎(川新)。…」とあり、「川新(中村新太郎)は、前記の面清や赤松とは全然、趣を異にし卸売はせず、主人公(まま)がひとりコツコツと小型の張子を少量製作して店で商つてゐるに過ぎない。純然たる趣味家対家の營業である。川新の店頭には『傳統玩具あり』と大きな木札を立てて子供の客などは相手にしない。一面この川新は活花の師匠で何々齋といふ風流商売をやつてゐる…」とあります。
■『郷土玩具展望 上巻』(有坂与太郎/著 山雅房 1940)
次のページに居住地と中村新太郎の名前が記載されています。
p.140「生産者 大阪市天王寺區下寺町 中村新太郎」
p.182、289「生産者 大阪市天王寺區上汐町六ノ一五 中村新太郎」
また、次のページでは中村新太郎の系譜について記述があります。
p.325-326「御坊人形」の項目に「大阪の現張拔生産者河新中村新太郎は、河卯の直系なれば、御坊の田中と大阪の河新とは姉妹関係」
□「大阪玩具座談會」『上方』<115>(上方郷土研究會/編輯 創元社 1940.7)
p.324-329
中村新太郎他、人形職人の座談会をまとめた記事。座談会の中では中村新太郎の屋号について記述があります。
■『日本郷土玩具 西の部』(武井武雄/著 地平社書房 1930)
p.114
大阪府の張子に関する解説のなかに、「以上製作者 大阪市天王寺區下寺町三丁目口縄坂北 中村新太郎」とあります。
[事例作成日:2025年12月12日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 人形.玩具 (759 10版)
- 参考資料
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- B15008933 大阪歴史博物館研究紀要 2018-2018 16(2018) 大阪歴史博物館[編集] 2018.03.01 (p.67-72)
- B10471688 郷土玩具展望 上巻 有坂/与太郎∥著 山雅房 1940 759.9 (p.140,182)
- B14414376 上方 1940/01-1940/12 109-120 上方郷土研究會 創元社 1940.11.01 (<115>p.324-329)
- B10471714 日本郷土玩具 西の部 武井/武雄∥著 地平社書房 1930 759.9 (p.114)
- 国立国会図書館デジタルコレクション「大阪の張子玩具職人関係資料『柴垣清メモ』について」(2025/12/12現在):<https://dl.ndl.go.jp/pid/11624576> (p.67-72)
- キーワード
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- 中村新太郎
- 郷土玩具
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000379552