レファレンス事例詳細

事例作成日: 2019年01月26日

登録日時: 2019/08/08 13:38

更新日時: 2020/01/31 14:46

提供館: 埼玉県立久喜図書館 (2110009)

管理番号: 埼熊-2019-058

質問: 解決

幕末から明治の人物である、忍藩の伊東慎平（伊藤慎平）に関する資料を見たい。

回答: 下記の資料を紹介した。

1　図書
『分限帳集成　埼玉県史調査報告書』（埼玉県県民部県史編さん室　1987）
　p161-192「一六　嘉永六年　松平忠国家中分限帳」
　p172「一六石二人フチ　伊藤慎平」とあり。
『埼玉苗字辞典　第1巻（ア-オ）』（茂木和平著　茂木和平　2004）
　p882「明治四年忍藩士族帳に（中略）六十六石余・伊藤慎平」とあり。
『埼玉県数学者人名小辞典』（野口泰助編著　野口泰助　1961）
　p12「伊藤慎平」あり。
『埼玉県教育史　第1巻』（埼玉県教育委員会編　埼玉県教育委員会　1968）
　p466-468「至誠賛化流の算学師匠」伊藤慎平について記述あり。
『埼玉の算額』（埼玉県立図書館編　埼玉県立図書館　1969）
　p4　至誠賛化流の系譜に名前の記載あり。
『熊谷市史　後篇』（熊谷市史編纂委員会編　熊谷市　1964）
　p437「至誠賛化流の和算家」伊藤慎平の記述あり。
『北武蔵の和算家　埼玉北西部の算者たちの事績』（山口正義著　まつやま書房　2018）
　p149-153　伊藤慎平について、人物、墓碑、著書と算術、免状の項目立ての記述あり。
『忍の数学　行田市数学年表』（野口泰助編　野口泰助　1962）
　p2-4、9　年表中に伊藤慎平の記述あり。
『熊谷近辺の和算家系譜』（野口泰助編　19--）
　p1　系譜に名前の記載あり。
『埼玉の算額調査資料』（大谷恒蔵[ほか]著　1962-1969）
　p30　系譜に名前の記載あり。

2　雑誌
野口泰助著「北武の算家落穂拾い（1）」（『埼玉史談　12-1』p21-27　埼玉県郷土文化会　1965.5）
　p22-23「伊藤慎平」あり。

回答プロセス: 1　埼玉関係データベースを検索する。
　該当なし。

2　人物誌・参考図書を調査する。
『加須市史　別編　人物誌』（加須市史編さん室編　加須市　1984）
　巻末に人名索引があるが、「伊東」、「伊藤」なし。
『熊谷人物事典』（日下部朝一郎編著　国書刊行会　1982）
　p32「伊藤慎平　いとうしんぺい」出典として「熊谷市史」等あり。

3　2の典拠資料『熊谷市史　後篇』を調べる。
『熊谷市史　後篇』（熊谷市史編纂委員会編　熊谷市　1964）
　p437「至誠賛化流の和算家」伊藤慎平の記述あり。

4　和算学に関する資料を調べる。
『和算史調査資料　第1号-第3号』（萩野公剛編　富士短期大学数学教室　1957-1958）
　該当なし。

5　《国会図書館レファレンス協同データベース》（https://crd.ndl.go.jp/reference/　国会図書館）を〈忍藩　＆　分限帳〉で検索する。
「「分限帳集成」に忍藩の阿部家のものが記載されているか。また「分限帳集成」以外に忍藩の阿部家の分限帳があるか。」（埼玉県立久喜図書館　https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000029418）

6　5の情報の参考資料を調べる。
『武州埼玉郡忍行田史料拾遺　2』（長谷川宏編　長谷川宏　1971）
　p2-3「御家中御名附　　忍江戸御礼順」の説明あり。
　阿部正権の時代の阿部家家臣を収録しているが、年代不詳。
　p56-78「忍　江戸　御礼順」
　「伊藤」姓はあるが年代が異なる。
『行田市史　下巻』（行田市史編纂委員会編　行田市　1964）
　p153-「（一）忍城主阿部氏分限帳」「文化四年（1807年）忍在城の藩士」あり。
　「伊東」姓の人物なし。

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年1月26日。