レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/11/28
- 登録日時
- 2026/03/26 00:30
- 更新日時
- 2026/03/26 00:30
- 管理番号
- R1015849
- 質問
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解決
トーテムポールの種類で、シェームポール(Shame Pole)というものについて知りたい。
- 回答
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シェームポール(Shame Pole)はディスクレジット・ポール(discredit pole)ともいわれ、特定の人、あるいは人々に、義務の履行を請求するために立てられるものである。以下の資料に記載がある。
・『トーテムポールの世界:北アメリカ北西沿岸先住民の彫刻柱と社会』(細井忠俊/著 彩流社 2015.4)
「第四章 トーテムポールとは」「はずかしめのポール」(p.64-65)
「はずかしめのポール(シェーム・ポール、あるいはディスクレジット・ポール)はトーテムポールの中でも特殊な性格をもっている。これは特定の人、あるいは人々に、義務の履行を請求するために立てられるもので、いわば彫刻柱の形をした請求書だといえる。アラスカのランゲール市に復元されている三匹のカエルの彫像は、有名なはずかしめのポールの例である。(後略)」(p.64)
・『トーテムポール世界紀行』(浅井晃/著 ミリオン書房 1996.12)
「第1章 旅の始まり」「トーテムポールの種類」(p.5)
「トーテムポールの分類には、恥柱 Shame Pole と呼ばれるものもあるという。争い合う族長の一方が他方を馬鹿にした時、彼が受けた恥を表現するポールで、恥がすすがれれば取り除くというのである。実際のポールでそれを見いだすことは困難である。(後略)」とあり、アラスカのランゲール島のカエルのトーテムポールの例が記載されている。
・細井忠俊「連載 トーテムポールの世界 北米ノースウェスト・コーストから 2」『みづゑ』<888>(美術出版社 1979.3)p.82-95
「トリンギット族のものからよく知られるようになった特殊な例としては、はずかしめのトーテムポールがある。これはトーテムポールを立てることで特定の人をあざけりはずかしめるためのものである。例えば、だれかが借りたものを返さなかった場合には、貸した方が借りた方の紋章を彫り込んだトーテムポールを作り、その理由を村の人々に説明して立てたのである。こうしたトーテムポールは問題が解決されるまで立てておかれ、借りのある方ははずかしめを受け続けるのだった。」(p.83)
[事例作成日:2025年11月28日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 原始宗教.宗教民族学 (163 10版)
- 民族学.文化人類学 (389 10版)
- 参考資料
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- B13158243 トーテムポールの世界 細井/忠俊‖著 彩流社 2015.4 382.517 978-4-7791-2119-7 (p.64-65)
- B10771699 トーテムポール世界紀行 浅井/晃∥著 ミリオン書房 1996.12 163.2 4-943948-58-8 (p.5)
- B14468543 みづゑ 1979/01-1979/03 886-888 日本美術出版 1979.01.01 (<888>p.83)
- キーワード
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- トーテムポール
- ネイティブ・アメリカン
- 北米先住民
- アメリカ・インディアン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000382293