本文へスキップします。
レファレンス協同データベース
    • 検索条件が入力されていません。
    • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • ヘルプ
  • ログイン
  • 検索条件が入力されていません。
  • 検索キーワードは7単語以内で入力してください。
  • 事業について

    • レファ協とは?
    • おすすめ!レファ協データ
    • 事業概要
    • 事業報告・統計
    • 事業フォーラム
    • 企画協力員について
    • サポーターについて
  • 関係者の方へ

    • 事業への参加
    • データの作成・公開
    • システムの使い方
    • レファ協活用術
    • 事業担当者研修会
    • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報

    • コラム集
    • レファレンス関連情報
    • 刊行物・グッズ
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
現在位置
  • トップページ
  • 詳細検索
  • 検索結果一覧
  • レファレンス事例詳細
レファレンス協同データベース

レファレンス事例詳細

  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
事例作成日
2024/11/12
登録日時
2025/04/02 00:31
更新日時
2025/04/11 15:07
提供館
秋田県立図書館 (2110003)
管理番号
秋田-3145
質問

解決

秋田県に伝わる「おいだらぼっち」について書かれているものがほしい。通常は「だいだらぼっち」だが、大仙市に伝わる巨人は「おいだらぼっち」と言うらしい。
回答
秋田県立図書館所蔵資料で「おいだらぼっち」の記載が見られたものは、次のとおり。
①『秋田の今と昔』(井上隆明/著、歴史図書社、1977.7、214.5/イア/郷)資料番号:111372165

「おいだらぼっち」の呼び方ではないものの、秋田県内の巨人について次の資料に記載あり。
②『秋田の伝説』(長山幹丸/著、蓮西寺、1965.2、388/ナア/郷)資料番号:129659405
③『日本怪異妖怪事典 東北』(朝里 樹/監修、笠間書院、2022.5、388.1/カニ)資料番号:140369174
④『秋田の伝説』(秋田県国語教育研究会/編、日本標準、1978.4、913/アア/郷)資料番号:124032061
⑤『秋田大百科事典』(秋田魁新報社/編集、秋田魁新報社、1981、R291.2/アア/郷)資料番号:111240586

また、「おいだらぼっち」と関係しているか確認はできなかったが、①と⑤の資料から⑥、⑦で「太平」が「おいだら」と呼ばれていたことを確認。
⑥『日本歴史地名大系 5 秋田県の地名』(平凡社、1980.6、291.0/ヘニ/5郷)資料番号:111343521
⑦『角川日本地名大辞典 5 秋田県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編、角川書店、1980.3、290/カカ/郷)資料番号:124177544

他に次の資料にも秋田県内の巨人の話について記載あり。
⑧『協和のものがたり378』(進藤孝一/著、みしま書房、1982.2、388/シキ/郷)資料番号:111338604
⑨『日本伝説大系 第2巻 中奥羽』(みずうみ書房、1985.10、388.1/ミニ/2)資料番号:120578711
⑩『太平山の歴史』(田村泰造/著、太平山三吉神社総本宮、1980.5、A175/119)資料番号:124287335
⑪『秋田郷土叢話【1934年の復刻版】』(秋田県図書館協会/編、東洋書院、1979.3、A041/5)資料番号:110707429
回答プロセス
1.国立国会図書館デジタルコレクションを検索(キーワード:秋田 オイダラボッチ)。次の資料がヒット。
①『秋田の今と昔』(井上隆明/著、歴史図書社、1977.7、214.5/イア/郷)資料番号:111372165
→p.16-17「明徳地区」の中、p.17に「・・・荒神さま「三吉神社」は・・・(中略)・・・太平山は近世の名称で、古くはオイダラ山。全国的な巨人伝説ダイダラボッチ、オイダラボッチからきている。巨人三吉さんも、こんなところから生まれた英雄だろう。・・・」とあり。

2.388の書架をブラウジング。「おいだらぼっち」の呼び方ではないものの、次の資料に秋田県内の巨人について記載を確認。
②『秋田の伝説』(長山幹丸/著、蓮西寺、1965.2、388/ナア/郷)資料番号:129659405
→p.142-146「仙北の巨人」の項に、ダイダラ坊、ダイラボッチなど地方によって巨人の呼び方が異なるが、「秋田ではオオヒトというのが普通で、その他オヒトとつめたものや、オオシトなどといっている。東部日本は殆んどオオヒトといっており山人のことをいうのである。」とあり。また、県内各地の巨人伝説についての記載あり。

③『日本怪異妖怪事典 東北』(朝里 樹/監修、笠間書院、2022.5、388.1/カニ)資料番号:140369174
→p.433-434「大人[おおひと]」の項に、「・・・秋田県では鳥の海(仙北郡、平鹿郡、雄勝郡、河辺郡を包括して広がっていたという伝説の湖)を開拓したダイダラボッチが挙げられる。このダイダラボッチは三吉さまの化身だともいう。(秋田県国語教育研究会(編)『秋田の伝説』)・・・」とあり。また、県内各地の伝説及びその典拠資料の記載あり。

3.③の資料に記載のあった④の資料を確認。
④『秋田の伝説』(秋田県国語教育研究会/編、日本標準、1978.4、913/アア/郷)資料番号:124032061
→p.72-77「鳥の海の干拓―横手市―」の話の中に、「・・・ところで、干拓を手伝ったたいだらぼっちは、太平山の森に消えていったところから、三吉神社の化身であったといわれている。・・・」とあり。

4.③、④の資料の「三吉さま」「太平山」「三吉神社」の言葉から、次の資料で太平山、三吉神社などについて確認。
⑤『秋田大百科事典』(秋田魁新報社/編集、秋田魁新報社、1981、R291.2/アア/郷)資料番号:111240586
→p.513-514「太平山信仰 たいへいざんしんこう」の項に、「秋田県のほぼ中央に位置する太平山は、古くは大蛇岳(おろちだけ)、太平山(おいだらやま)と称された。・・・(中略)・・・修行者の一人であったという鶴寿丸藤原三吉(つるじゅまるふじわらのさんきち)が、のちに太平山の神々の中に合祀され、これがだいだら坊と呼ばれる巨人伝説を生んだ。・・・」とあり。

5.①、⑤の資料で太平が「おいだら」と呼ばれていたという記載があったことから、次の地名辞典を確認。ただし、オイダラボッチとの関係については確認できず。
⑥『日本歴史地名大系 5 秋田県の地名』(平凡社、1980.6、291.0/ヘニ/5郷)資料番号:111343521
→p.347「太平山(たいへいざん)」の項に、「・・・古くは太平を「おいだら」とよんだという。・・・菅江真澄も山の名を「太平(おほたひら)といふ村の名より言ひうつれり」(久保田の落穂)としているので、「おいだら」は「おほたひら」の呼名をなまり伝えたものか。・・・」とあり。

⑦『角川日本地名大辞典 5 秋田県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編、角川書店、1980.3、290/カカ/郷)資料番号:124177544
→p.390「たいへいざん 太平山<秋田市・河辺町>」の項に「・・・山名の「たいへい」は「おいだら」に由来。「おいだら」は「地名辞書」に「もとオホタヒラにや、又大江平にや、又夷語に出づるか」とある。・・・」とあり。

6.調査において、他に次の資料に県内の巨人の話について記載があったことを確認。
⑧『協和のものがたり378』(進藤孝一/著、みしま書房、1982.2、388/シキ/郷)資料番号:111338604
→p.22-23「大人の足跡」中に「車田の大人」「石森の大人」「小黒川の大人」「大川前の大人」「米ケ森の大人」の話あり。

⑨『日本伝説大系 第2巻 中奥羽』(みずうみ書房、1985.10、388.1/ミニ/2)資料番号:120578711
→p.32-34「5 おおふと」あり。
※巨人の話ではないが、p.38-51に「三吉神」の項があり、p.48-51に「秋田県内における太平山三吉神社の分布状況」あり。

7.⑨の資料の「秋田県内における太平山三吉神社の分布状況」の典拠として⑩の資料が挙げられていたことから内容を確認。
⑩『太平山の歴史』(田村泰造/著、太平山三吉神社総本宮、1980.5、A175/119)資料番号:124287335
→p.58-61「(七)民譚などからのまとめ」に、「・・・佐々木喜善氏が、秋田の地方神である三吉霊神はダイダラボッチそのものと考え、太平を本来、ダイダラ、またはダイダイラと呼び、ダイダラボッチのいたのに基づく地名ではなかろうかとも述べている。(秋田郷土叢話、所収、佐々木喜善著、「秋田の三吉さん」)。・・・」とあり。

8.⑩の資料の典拠として⑪の資料が挙げられていたことから内容を確認。
⑪『秋田郷土叢話【1934年の復刻版】』(秋田県図書館協会/編、東洋書院、1979.3、A041/5)資料番号:110707429
→p.92-100「秋田の三吉さん 佐々木喜善」に、太平が「・・・實はあれは、ダイダイラ、或はデエデエラーとそう發音したのであらうと思ひます。・・・又現にさう云つて居る所もあるのでありますが、さう云ふ地名で尤も有名なのは、秋田の大平山でありまして、彼の名高いお國神の秋田三吉神は、とりも直さず私には他國のダイダイラボッチ其の物ではないかと思はれるのであります。・・・」とあり。
事前調査事項
・日本昔話通観
・日本昔話大成
・秋田の伝説
・日本伝説大系
NDC
  • 社会科学 (3)
  • 歴史 (2)
参考資料
  • 秋田の今と昔井上隆明/著歴史図書社   (p.16-17)
  • 秋田の伝説長山幹丸/著蓮西寺   (p.142-146)
  • 日本怪異妖怪事典東北朝里 樹/監修笠間書院   (p.433-434)
  • 秋田の伝説秋田県国語教育研究会/編日本標準   (p.72-77)
  • 秋田大百科事典秋田魁新報社/編集秋田魁新報社   (p.513-514)
  • 日本歴史地名大系5平凡社   (p.347)
  • 角川日本地名大辞典5「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編角川書店   (p.390)
  • 協和のものがたり378進藤孝一/著みしま書房   (p.22-23)
  • 日本伝説大系第2巻みずうみ書房   (p.32-34)
  • 太平山の歴史田村泰造/著太平山三吉神社総本宮   (p.58-61)
  • 秋田郷土叢話 【1934年の復刻版】秋田県図書館協会/編東洋書院   (p.92-100)
キーワード
  • オイダラボッチ(オイダラボッチ)
  • 大人(オオヒト)
  • ダイダラボッチ(ダイダラボッチ)
照会先
寄与者
備考
調査種別
文献調査
内容種別
郷土
質問者区分
一般
登録番号
1000367926
転記用URL
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000367926 コピーしました。
アクセス数 172
拍手! 0
  • Xでポストする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに登録する
  • メールで送る
  • 前のデータへ
  • 次のデータへ
◀検索結果一覧へ戻る
  • レファ協トップページ
  • What's CRD(English)
  • 参加館一覧
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • @crd_tweet
  • 事業について
  • レファ協とは?
  • おすすめ!レファ協データ
  • 事業概要
  • 事業報告・統計
  • 事業フォーラム
  • 企画協力員について
  • サポーターについて
  • 関係者の方へ
  • 事業への参加
  • データの作成・公開
  • システムの使い方
  • レファ協活用術
  • 事業担当者研修会
  • 御礼状・企画協力員賞
  • 参考情報
  • コラム集
  • レファレンス関連情報
  • 刊行物・グッズ
  • 国立国会図書館ホームページ
  • 国立国会図書館サーチ
  • リサーチ・ナビ
Copyright © 2024- National Diet Library. All Rights Reserved.
ページの先頭へ