レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2025/05/31
- 登録日時
- 2025/11/26 13:58
- 更新日時
- 2026/07/16 20:39
- 管理番号
- 県立長野-25-146
- 質問
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解決
ネマガリダケという植物が北信地域で採れるとテレビで見た。木曽地域でも採れるのか。
- 回答
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『APG原色樹木大図鑑』邑田仁・米倉浩司監修 北隆館 2016【653.2/ゲン】の索引で「ネマガリダケ」と引いたところ、p.177「チシマザサ」の項目に別名として載っていた。
チシマザサはイネ目イネ科ササ属の植物で、分布については「千島、サハリン、朝鮮半島北部、北海道、本州では日本海方面に分布する。」と記載あり。
長野県内や木曽地域の植生に関する資料は、次のとおり。
・『御岳火山と乘鞍火山の植物』横内齋著 木曽教育会 1949【N472/4】
p.23-24に御岳火山の王滝登山道付近及び山頂の植物として記載あり。・『木曽谷の植物』横内齋著 木曽教育会 1948【N472/5】
p.55「木曽谷産植物目録」の項目に記載あり。
・『長野県植物分布の由来』横内齋著 信濃教育会出版部 1976【N472/45】
p.147「ネマガリダケ チシマザサ」の項目に分布地として「北ア(燕以北と御嶽の一部)」との記載あり。・『信濃の植物分布区系』横内齋著 信濃教育会出版部 1979【N472/50】
p.53「チシマザサ」の項目に分布地として「北ア(燕以北と御嶽の一部)」との記載あり。・『木曽谷の植物』奥原弘人著 木曽教育会 1971【N472/37】
p.87イネ科の分布の項目に、「県内でも北信に多く木曽へは奈川谷から末川本谷と西野本谷に入っている」との記載あり。p.352の分布図29で分布の位置が確認できる。
上記資料の記載から、木曽地域では御嶽山と奈川谷・末川本谷・西野本谷での分布が確認できたが、いずれも発行年が古い資料のため現在の植生が変化している可能性がある。
- 回答プロセス
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- 植物学(470)、林業(650)の書架で、参考になりそうな資料を探した。
植物図鑑で「ネマガリダケ」を引き、他の和名や分布、利用用途などを確認。 - 郷土資料を中心に、植生に関する資料にあたり内容を確認。
「ネマガリダケ」「チシマザサ」で引き、木曽地域での分布の記載がないか調べる。 - 利用用途に食用(筍)の記載があったことから、596(食品、料理)の分類で木曽地域の郷土食に関する資料を調査。料理や調理法についての記載は確認できなかった。
《調査資料》
・『長野県の植生 植物社会のしくみ』土田勝義編 信濃毎日新聞社 1987【N471/27】
・『長野県の植物』横内齋著 信濃教育出版部 1971【N472/34】
・『長野県植物誌』清水健美監修 信濃毎日新聞社 1997【N472/79】
・『長野県植物目録』長野県植物目録編纂委員会編 2017【N472/170/’17】
・『日本の食生活全集 20 聞き書 長野の食事』農山漁村文化協会 1986【383.81/ニホ】・『信州の郷土食 “ふるさとの味”と食文化』長野県商工会連合会婦人部編 銀河書房 1985【596.21/ナガ】
・『ながののおかず 郷土の食材と料理』服部一景編著 開港舎 2024【596.21/ハイ】
・『木曽谷食まわり 6 春の山菜あれこれ』木曽おんたけ観光局 木曽郡木曽町 2018【N596/316/6】 - 植物学(470)、林業(650)の書架で、参考になりそうな資料を探した。
- 事前調査事項
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県内の近隣図書館に調査依頼を行ない、次の資料・データベースを閲覧済み。
県立長野図書館が所蔵している資料の中で、他の資料があれば閲覧したいとのこと。
・『農家が教えるタケノコづくし』農文協編 農山漁村文化協会 2022【596.37/ノウ】
「ネマガリダケ」が「チシマザサ」の別名であることを確認。分布地に長野県の記載があるとのこと。
・「PRDB(植物社会学ルルベデータベース)」田中信行・松井哲哉 (2007-) 、森林総合研究所
チシマザサの分布地を確認。白地図と照らし合わせたところ、王滝・御嶽山のあたりではないかとのこと。
・『竹』内村悦三著 農山漁村文化協会 2019【657.9/ウエ】
・『竹の文化誌』スザンヌ・ルーカス著 山田 美明訳 原書房 2021【653.8/ルス】
- NDC
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- 植物地理.植物誌 (472 10版)
- 食品.料理 (596 10版)
- 林業 (650 10版)
- 参考資料
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横内齋著. 御岳火山と乗鞍火山の植物. 木曾教育會, 1949.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1971993809748070540 (【N472/4】) -
横内 斎/著. 木曽谷の植物 : 小泉秀雄先生木曽谷植物日記. 木曽教育会, 1948.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111005010030103 (【N472/5】) -
横内斎著. 長野県植物分布の由来. 信濃教育会出版部, 1976.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000136-I1971712334733459075 (【N472/45】) -
横内 斎/著. 信濃の植物分布区系 日本の植物区系への提案. 信濃教育会出版部, 1979.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I20111005010032798 (【N472/50】) -
奥原弘人 著. 木曽谷の植物. 木曽教育会, 1971.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001123062 (【N472/37/ア】)
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横内齋著. 御岳火山と乗鞍火山の植物. 木曾教育會, 1949.
- キーワード
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- ネマガリダケ
- チシマザサ
- 植物
- 植生
- 木曽
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000376980