レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/03/16
- 登録日時
- 2015/02/14 00:30
- 更新日時
- 2015/02/18 10:22
- 管理番号
- 所沢所分-2014-009
- 質問
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解決
奈良県吉野にある「法主尾山」の名前の由来を知りたい。
- 回答
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法主尾山は、「ぼうずおさん」または、「ほっすおうざん」と読み、「山峰が頭を丸めた坊主頭のようで、そのうえ尾根の美しい山ということ。」との記述が以下の資料にあります。
〇『日本山岳ルーツ大辞典』竹書房 1997年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『日本山岳ルーツ大辞典』竹書房 1997年
782p「坊主尾山(ぼうずおさん)」項目あり。
高さ1024m 十津川村 「【山名のルーツ】坊主に同じで、山峰が頭を丸めた坊主頭のようで、そのうえ尾根の美しい山ということ。」と記述あり。
×『三省堂日本山名事典』 三省堂 2011年
937p「法主尾山」項目あり、「ほっすおうざん」または、「ぼうずおさん」と読むことがわかる。
高さ1040m 奈良県吉野郡十津川村。北麓に風屋貯水池がある。
×『日本山名総覧』白山書房 1999年
290p「法主尾山」の読み(ほっすおうざん)、高さ1040m、所在地(十津川村)の記載あり。
※所在地は、奈良県吉野郡十津川村であるが、資料により山の高さが違う。
「法主尾山」表記は、1040m
「坊主尾山」表記は、1024m
2.資料により高さ、名称が違うため調査
『奈良県道路地図』 昭文社 2011年 →49p「法主尾山」1024m
『国土地理院1/25000地図 -風屋-』 →「法主尾山」1024m
「十津川村観光協会」のホームページ →地図に「法主尾山1024」の掲載あり。
※ 1で調べた資料の「法主尾山」「坊主尾山」ともに所在地が同じであり、また上記の資料では、高さが1024mとなっていることから、同じ山と思われる。
3.記載がなかった資料
×『日本歴史地名大系 30』 平凡社 1981年
×『角川日本地名大辞典 29』 角川書店 1990年
×『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版 2005年
×『奈良県の歴史散歩 上』 山川出版社 2007年
×『奈良県の歴史散歩 下』 山川出版社 2007年
×『奈良県の山』 山と渓谷社 2002年
×『大峰山脈 -山と高原地図 50-』 昭文社 2009年
×『日本地名ルーツ辞典』 創拓社 1992年
×『地名語源辞典』 [正]・[続] 山中襄太/著 校倉書房 1968年・1979年
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 日本山岳ルーツ大辞典 村石利夫/編著 竹書房 1997.12 291.033 4-8124-0344-8
- キーワード
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- 法主尾山
- 十津川村
- 吉野郡
- 山名
- 坊主尾山
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地図・地名
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000167654