レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年08月26日
- 登録日時
- 2023/07/12 18:17
- 更新日時
- 2023/11/30 11:41
- 管理番号
- 埼久-2023-025
- 質問
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解決
『日光奥州道中宿村大概帳』の作成年代が知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『日本史大事典 第3巻』(平凡社 1993)
p1125「宿村大概帳」「戸口統計は一八四三(天保十四)年調べが大部分であるが、安政(一八五四-六〇)ごろのものも若干含まれる。」とあり。
出典は「「近世交通史料集」4-6、吉川弘文館 1970-1972」とあり。
『日光・奥州・甲州道中宿村大概帳 近世交通史料集6』(児玉幸多校訂 吉川弘文館 1972)
冒頭「解説」に、「本書の成立年代は不明であるが、各宿の戸口は天保十四年の調査であり、人馬賃銭は安政六年までのものを含んでいるので、それより間もない時期に編修されたものであろう。安政以降の幕末には人馬賃銭は大きく変動するが、それらの記載がないからである。」とあり。
- 回答プロセス
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1 参考図書にあたる。
2 《国会図書館オンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈日光奥州道中宿村大概帳〉〈宿村大概帳〉で検索する。
3 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈"日光奥州道中宿村大概帳"〉で検索する。
《国士館大学 文学部》(https://www.kokushikan.ac.jp/faculty/Letters/ 国士館大学)阿部昭著「近世奥州道中における往還橋梁整備の進展 下野国内の大中河川の渡河方法を中心に」(『国士舘史学(14)』p1-19 国士舘大学日本史学会 2010.3 http://bungakubu.kokushikan.ac.jp/kokushi/%E3%80%8E%E5%9B%BD%E5%A3%AB%E8%88%98%E5%8F%B2%E5%AD%A6%E3%80%8F14%E5%8F%B7%EF%BC%882010%EF%BC%89.pdf)
p2「(前略)幕末に近い近世後期の資料として、幕府道中奉行が管轄する五街道とこれに附属する往還について調査記録した「宿村大概帳」の奥州道中分である。同資料は天保末期に幕府が調査編纂したものだが、一部に幕末の記録も含んでいる(児玉幸多校訂『近世交通史料集六』吉川弘文館)。」とあり。
4 自館目録を〈近世交通史料集〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2021年8月26日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 交通史.事情 (682 9版)
- 参考資料
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- 『日本史大事典 第3巻』(平凡社 1993) , ISBN 4-582-13103-4
- 『日光・奥州・甲州道中宿村大概帳 近世交通史料集6』(児玉幸多校訂 吉川弘文館 1972)
- キーワード
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- 日光街道
- 奥州街道
- 交通-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 交通
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000335911