レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年11月21日
- 登録日時
- 2014/05/09 10:58
- 更新日時
- 2014/07/29 12:59
- 管理番号
- 埼熊-2014-007
- 質問
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解決
説話「雪山童子」で、童子が飛び降りてまで知りたかった偈文の前半と後半の内容を知りたい。
- 回答
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以下の資料より、偈文の前半は「諸行無常 是生滅法」、後半は「生滅滅已 寂滅為楽」であることが分かった。
『仏教説話文学全集 1』(隆文館 1972)
『大乗涅槃経入門 ブッダ最後の教え』(望月良晃著 春秋社 1998)
- 回答プロセス
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1 説話を確認する
『仏教説話文学全集 1』(隆文館 1972)
p125-134「雪山童子物語」あり。
前半「所行は無常なり、これ生滅の法なり。」(諸行無常、是生滅法)
後半「生滅を滅しおわりて、寂滅を楽となす。」(生滅滅己、寂滅為楽)
出典「涅槃経」第13
『大乗涅槃経入門 ブッダ最後の教え』(望月良晃著 春秋社 1998)
p151-164「雪山童子求法物語」あり。
前半「まことに、この世に存在するものすべては、無常である。これらは生じ、また滅するのを本性とする。」
後半「生と滅とを滅し終わって、寂滅こそが楽である。」
出典「大般涅槃経」第14・聖行品
2 1の出典を確認する
『新国訳大蔵経 涅槃部 2 大般涅槃経(南本)』(大蔵出版 2008)
「大般涅槃経 巻の13 聖行品第19の3」に以下の記述あり。
p152「諸行は無常なり 是れ生滅の法なり」
p156「生滅は滅し已りて 寂滅を楽と為す」
『国訳一切経 印度撰述部 涅槃部 1 改訂』(大東出版社 1994)
「大般涅槃経 巻の14 聖行品第7の4」に以下の記述あり。
p280「諸行は無常なり 是生滅の法なり」
p283「生滅滅し已りて 寂滅を楽と為す」
- 事前調査事項
- NDC
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- 法話.説教集 (184 9版)
- 参考資料
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- 『仏教説話文学全集 1』(隆文館 1972)
- 『大乗涅槃経入門 ブッダ最後の教え』(望月良晃著 春秋社 1998) , ISBN 4-393-13285-8
- 『新国訳大蔵経 涅槃部 2 大般涅槃経(南本)』(大蔵出版 2008) , ISBN 978-4-8043-8045-2
- 『国訳一切経 印度撰述部 涅槃部 1 改訂』(大東出版社 1994) , ISBN 4-500-00018-6
- キーワード
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- 雪山童子
- 仏教説話-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000153109