レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190917
- 登録日時
- 2020/04/30 00:30
- 更新日時
- 2022/02/05 18:41
- 管理番号
- 3362
- 質問
-
解決
かなり以前に表慶館の周りに屋外展示されていた「須弥山石」(しゅみせんせき)をもう一度観覧したく、探している。現在の所在についてわかることがあれば教えてほしい。
- 回答
-
現在は奈良文化財研究所・飛鳥資料館にて保管されていること、展示の状況については飛鳥資料館へお問い合わせいただくよう回答した。
東京国立博物館では「石造品」の名称で登録されているが、いずれも「奈良県高市郡飛鳥村字石神ニ於テ発掘」との記録がColBase上にあるため、問い合わせの「須弥山石」は下記の列品と特定した。
・石造品 甲(機関管理番号:C-549)※最下段 高さ100㎝
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/C-549?locale=ja【2021/03/17確認】
・石造品 乙(機関管理番号:C-550)※二段目 高さ72.7㎝
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/C-550?locale=ja【2021/03/17確認】
・石造品 丙(機関管理番号:C-551)※最上段 高さ63.6㎝
https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/C-550?locale=ja【2021/03/17確認】
- 回答プロセス
-
・ColBaseで「須弥山石」で検索したがヒットなし。当館収蔵品管理システム(非公開)で「須弥山」で検索したところ、「石造品 甲~丙」の名称でヒット(ColBaseでも「石造品」の名称でヒットした)。
・石造品 甲(機関管理番号:C-549)※最下段 高さ100㎝
・石造品 乙(機関管理番号:C-550)※二段目 高さ72.7㎝
・石造品 丙(機関管理番号:C-551)※最上段 高さ63.6㎝
東京国立博物館では「石造品」の名称で登録されているが、いずれも「奈良県高市郡飛鳥村字石神ニ於テ発掘」との記録がColBase上にあるため、問い合わせの「須弥山石」は上記の列品と特定した。
・内部データベースで「須弥山石」で検索したところ、当館刊行の『国立博物館ニュース』第322号(昭和49年3月号)に以下の記事あり。
「須弥山石像等が飛鳥資料館へ。黒門の裏手、法隆寺宝物館への通路に面して立てられていた須弥山石像と石人像(いずれも奈良県明日香村石神出土)は、奈良国立文化財研究所の飛鳥資料館(同村奥山)に陳列することとなり、このほど搬出された」
奈良文化財研究所・飛鳥資料館のHP(https://www.nabunken.go.jp/asuka/)を確認したところ、常設展示に当館の須弥山石と思われる石像が陳列されていることを確認。
- 事前調査事項
-
当館の須弥山石について記述された以下の文献のコピーなどが同封されていた。
・飛鳥 : その古代史と風土 / 門脇禎二著. -- 日本放送出版協会, 1970. -- (NHKブックス ; 127).(当館請求番号:212-2)
- NDC
-
- 石彫 (714 9版)
- 参考資料
-
-
東京国立博物館. 国立博物館ニュース = The National Museum news. 國立博物館, 1947.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I011422225-00 (当館請求番号:000-B64(http://webopac.tnm.jp/detail?sbid=0000200002))
-
東京国立博物館. 国立博物館ニュース = The National Museum news. 國立博物館, 1947.
- キーワード
-
- 須弥山石
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
【2022/2/5追記】
2007年に奈良国立博物館で開催した「神仏習合」展で展示歴あり
神仏習合 : 特別展 : かみとほとけが織りなす信仰と美 / 奈良国立博物館編集. -- 奈良国立博物館, 2007.4.(当館請求番号:T2007-006)
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 彫刻
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000281607