レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年6月2日
- 登録日時
- 2022/06/02 13:58
- 更新日時
- 2022/11/25 17:24
- 管理番号
- 愛知県図-03737
- 質問
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解決
片岡春吉に関する「木曽の流れとともに」という記事が中部経済新聞に連載されていたらしい。いつからいつまで連載されていたのか知りたい。
- 回答
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片岡春吉(かたおか・はるきち)は愛知県津島市の片岡毛織の創業者。津島の毛織物産業の発展に尽くし、毛織物の父と呼ばれる。
片岡毛織の九十年史の刊行に先立ち、会社の歩みを物語風に記述し中部経済新聞に連載したものが「木曽の流れとともに」である。
【資料4】によれば、昭和61(1986)年7月1日から連載が始まり、翌62(1987)年1月31日、159回で完結した。
- 回答プロセス
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(1)「片岡春吉」で当館OPACを検索。下記の資料がヒット。
【資料1】「郷土の偉人」津島市教育委員会/編集 津島市教育委員会 1953.10
【資料2】「愛知に輝く人々 4」愛知県小中学校長会/編 愛知県教育振興会 1983.11
【資料3】「あいちの偉人 12の話 1」名古屋 愛知県教育振興会 2013.6
いずれも春吉の生涯についての子ども向け物語で、連載について手掛かりとなる記述なし。
上記資料、およびWikipedia「片岡春吉」から、春吉は片岡毛織の創業者であることがわかった。
Wikipedia「片岡春吉」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%87%E5%B2%A1%E6%98%A5%E5%90%89(2022.11.1 最終確認)
(2)「片岡毛織」で当館OPACを検索。【資料4】がヒット。
【資料4】『片岡毛織創業九十年史』(片岡毛織創業九十年史編纂委員会/編集 片岡毛織 1988)の巻末資料の年表(p333)に
昭和61(1986)年7・1 中部経済新聞に「木曽の流れと共に」連載始まる(159回で完結)、という記述があった。
終期が書いていないため、さらに巻末(最終頁)の「あとがき」を見たところ、
「昭和61年7月1日から連載が始まり、筆者の急病で一時中断ののち、翌62年1月31日、159回をもって無事完結した」という旨の記述がある。
当館所蔵の【資料5】「中部経済新聞 縮刷版」で、連載初回の昭和61(1986)年7月1日と最終回159回の昭和62(1987)年1月31日の紙面を確認した。いずれも2頁に掲載されていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (281)
- 繊維工学 (586)
- 中部地方 (215)
- 参考資料
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【資料1】『郷土の偉人』 (津島市教育委員会/編集 津島市教育委員会 1953)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071640875-00 (資料ID:1101498301) -
【資料2】『 愛知に輝く人々 4』(愛知県小中学校長会/編 愛知県教育振興会 1983)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071912351-00 (資料ID:1101473957) -
【資料3】『あいちの偉人 12の話 1』(愛知県小中学校長会[ほか] 編集 愛知県教育振興会 2013)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059479860-00 (資料ID:1111295536) -
【資料4】『片岡毛織創業九十年史』(片岡毛織創業九十年史編纂委員会/編集 片岡毛織 1988)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001940112-00 (資料ID:1102943145) -
【資料5】「中部經濟新聞 縮刷版」 中部経済新聞社
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I011669566-00
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【資料1】『郷土の偉人』 (津島市教育委員会/編集 津島市教育委員会 1953)
- キーワード
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- 片岡春吉
- 片岡毛織
- 津島市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000316920